XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

2023-01-01から1年間の記事一覧

実験がおもしろい

試行錯誤を楽しみます。 もの作りはしっかりした理論とそこから導かれる数式に頼るのが普通だろう。しかし、無手勝流でも楽しむことは出来る。実験を繰り返すのだ。何を作りたいかの目標と、その目標に近づいているかを確かめるデータがあればいい。 今回作…

3バンドバーチカルの一工夫

7,10,14MHz Vertical wire ANT グラスバイバーの振り出し式釣り竿に沿わせて設置するワイヤーバーチカルアンテナを使っている。ローディングコイルの巻き数を切り替えることで7MHz、10MHz、14MHzで使えるものだ。カウンターポイズに3mほどのケーブルを3本使…

トツートトト

いろいろな通信が聞こえてくる モールス符号で二文字をスペースを空けずに続けて送ると特別な意味になるものがある。トツーはA,トトトはSであるが、二つの文字を続けてトツートトトと送ると、「ちょっと待ってwait a moment]の意味合いになる。送信を一時中…

自作パドルにカバーをつける

簡単な工作だが使い勝手が良くなる アクリル板の弾性を利用したパドルを使っている。誰にでも馴染むものではないが、自分好みになるよう調整してあるので操作性には満足している。しかし、これまで機構部分をむき出しのまま使っていたので、手で支えてパドル…

えさ台

誰が餌を食べに来ているのか? この辺りはほぼ住宅街なのだが、さまざまな野生生物が暮らしている。川沿いを散歩しているとタヌキを見かけたり、アライグマのシマシマのしっぽを見ることがある。川の中を2m以上もあると思われるヘビが泳いで向こう岸に渡ろう…

A1C 1100回記念 オンエアミーティング

電信の面白さが広がっている 月日の経つのは早いものである。2021年11月20日に1000回記念のミーティングが行われたのだが、もう1100回のミーティングになっている。週に一度、土曜日の朝、無線を使ってのミーティングで、主にキー局への呼びかけでレポート交…

コールサインプレート

手作りの飾りもいいものです。 簡単なアクリル板工作である。 コールサインは世界で無二の自分だけのものであるので愛着がある。無線機などにもコールサインシールを貼ったりしてさまざまなところで目立っている。無線設備のある小屋(シャック)にも無線局…

電信符号の分析

打鍵を視覚化 モールス符号は長点・短点・スペースの組み合わせで文字を表現する。それぞれの時間的長さの比率については定められており、そういう意味ではデジタル信号とも言えるであろう。しかし、人間が手動で電鍵を操作し符号を生成するので、その比率は…

手作りパズル

手近なもので作るパズル 簡単なおもちゃなので、手近にあるもので作った。木片に繋いであるコードに2つの輪が入っている。この輪を左右に別々にしたり、一方に纏めたりするパズルだ。輪は木片の穴を通り抜けることはできないので、コードを操作して輪を移動…

QMX ビルド

なかなか手強いキットです。 5月下旬に発注し、手元にキットが届いたのが8月初旬。しかし、製作を始めることに躊躇していた。 このキットはデイトンハムベンションでプレ頒布され、ベテランのハムの人たちが製作、その情報がフォーラムを賑わせていた。回路…

コミュ力は「副詞」で決まる

言葉を見直すのもおもしろい コミュ力は「副詞」で決まる 石黒 圭 光文社新書 2023.4.30 文法を学んだのははるか昔になってしまった。「こくご」でも習っていたはずだが、あまり記憶に残っていない。外国語を学ぶ際にSVOや品詞、構文など面倒だった印象があ…

人感センサーライト

モジュールを使って工作 焦電型赤外線センサーモジュール HC-SR501という便利なものを見つけた。物や人が発する赤外線の微かな変化を感知するセンサーで、フランネルレンズを含めてモジュール化されている。入出力は3本ピンで、1本は電源、1本はGND、そして…

アルミバーMLA 4号機 運用記

部屋の床に置いたMLA 自作の機器がどの程度活躍してくれるか確かめるのは楽しい。ほとんどは期待外れなのだが、手塩にかけたものが期待通りに動いてくれた時には嬉しいものである。 shig55.hatenablog.com はこれまで作ってきたものの改良なので、ある程度の…

アルミバーMLA4号機

70cmΦのアルミバーMLA ハンドリベッターと言うものを入手した。金属の板などを接合するリベットは金床と金槌でかしめるものだと思っていたのだが、この器具を使うと簡単にリベットが打てるという。アルミのリベット自体に本体を潰して変形させるための棒状の…

明暗センサーライト

LED表示照度計とも言えるのでは? WiFiや近接センサーなど高度な機能がついているものではない。暗くなると点灯し、明るい時には消灯する機能だけである。LEDによる照明で省エネ、適度な明るさがあり我が家では廊下のコンセントに取り付け常夜灯として使って…

マルチバンドQSO

シンプルだからこそ電信での交信はおもしろい クラブが毎週行っているオンエアーミーティングで、今回のキー局は近郊の局が担当されるとのことだった。また、いくつものバンドでオンエアーされるとのアナウンスもあった。私の小さな無線設備でどの程度電波が…

Mizuho MX-2Fは健在です。

小さなリグ、小さなアンテナでも・・・古くても・・ ミズホ通信の高田社長が鬼籍に入られてから月日が流れた。AMのハンディー機からDSB、そしてSSB/CWと少しずつ変化しながら、片手で持てるという当時唯一の形状だったピコシリーズは人気を博していた。そのユニー…

コンパクト 49:1 トランスフォーマー

ボトルキャップに収めた小さな49:1変換器 EFHW(終端給電半波長アンテナ)は給電点が端にあり、ある程度変則的な張り方でも性能を発揮してくれるワイヤーアンテナである。エレメントが使う周波数の半波長程の長さになるので低い周波数で使う場合にはある程度…

食卓花

庭で摘み取った花を楽しむ 食卓花を楽しんでいる。そう大層なことではない。庭に咲いている花を摘んできて、適当な器に浮かせているだけだ。花瓶に生けるのではなく、花だけを浮かせている。そのときの気分や思いつきて、適当な器に水を張り花を浮かべる。花…

QMX=QCX+QDX ?

写真はQRPLabsのマニュアルから 5月19日、フォーラムにQRPLabsのハンス サマーがQMXの発表を投稿した。すでにベイトンのイベントで先行頒布をされていたようで、新しいトランシーバーができたようだ。外見はQCXminiとほとんど同じだが、中身にはさまざまな工…

アクリル板を活用する

アクリル板は工作が容易なのでいろいろ楽しめる 私は電子工作を纏める際によくアクリル板を使っている。ネットで手に入れた端材が手元に一箱あるからだ。何かの製品を作るのに使われただろうアクリル板の端材だが、しっかり長方形に成形されて安価に売られて…

交信の楽しみ方

電信による交信の楽しみ アマチュア無線は電波を利用させてもらい交信を楽しむ。その交信の仕方にはさまざまな楽しみ方がある。大きく分けて交信の中身を楽しむか、交信そのものを楽しむかに二分できるであろう。 電波は指向性を持たせることも出来るが、短…

リチウム電池を電源に

USBから充電できる電源 以前、乾電池1本でどのくらい運用できるかを試してみた。思いの外、長時間の運用ができて驚いたものである。QRP(小電力)での運用なら消費電力も小さいので乾電池の容量でも賄えたのだろう。手軽に扱えるところはよいのだが、乾電池…

カラスビシャク

見落としがちだが、身近に多様な生き物が。 3年ほど前だろうか、散歩をしていて奇妙な植物を見つけた。マンションの植栽の中に顔をのぞかせていたのだが、マムシグサのような、ウラシマソウのような筒状になった穂が出ていた。上に被さる部分が折れ曲がった…

K3NGキーヤー その2

入手できる部品も変わってきたので。 K3NGキーヤーは多くの機能が組み込まれていて、使いやすく、作りやすいので現用で重宝している。この製作については shig55.hatenablog.com に取り上げている。便利に使ってはいるのだが中身をいじることはいばらくして…

コンパクト バーチカルアンテナ

5mの釣竿を使ったバーチカルアンテナ EFHWは手軽に設置でき扱いやすいのだが、半波長の長さがあるので結構広い場所が必要である。森林など自然の中ならのびのびと伸展することができるが、公園など多くの人が利用する場所では他の利用者の迷惑になることがあ…

折り畳みMLA

嵩張るMLAも折りたためば・・・ MLAはエレメントが太いほど効率が良いと言われる。ワイヤーよりもパイプを使う方が良いようだ。しかし、パイプや太い同軸ケーブルで作ると嵩張るので持ち運びには困ることがある。なにかコンパクトにまとめる方法はないかと考え…

バッタを倒しにアフリカへ

バッタの扮装は著者本人だそうです。 バッタを倒しにアフリカへ 前野ウルド浩太郎 光文社新書 2017.5.20初版 私も研究職に微かな憧れを抱いたものだった。和光市の理化学研究所や、つくば市の産業技術総合研究所の一般公開の折に施設を見学し、研究の一端に…

A1クラブ 非常通信訓練 2023  考察

ランキング参加中アマチュア無線 庭の片隅で非常通信訓練 あの大震災の教訓を忘れないよう、普段の備えをしていこうという思いから、無線愛好家の集まりであるA1クラブで非常通信訓練と称して通信実験を行った。被災地からの通報を遠隔の人に伝えるため、HF…

A1CLUB 非常通信訓練2023

ランキング参加中アマチュア無線 持ち運べるコンパクトな設備での運用 今年で13回目になる非常通信訓練が3月11日、12日に行われる。A1クラブではその目的を「大規模災害に備え無線設備の確認及びCW通信技能の維持を目的とします。今回は特に、商用電源喪失&…