XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

2020-01-01から1年間の記事一覧

Trap EFHW その2

トラップの調整をしたEFHW 2020年の2月にも同じタイトルで書いたのだが、実験を進めるとこのアンテナについてわかってきたことがある。 エレメントの途中にLとCで構成した同調回路を設けると、設定した周波数で最大のリアクタンスになることから、その周波数…

プリフィックス

1エリアで交信した局へのQSLカード QSLカード(交信証)の並べ替えをした。QSLカードを各局に転送してくれるビューローに送るとき、予め分類しやすいようにプリフィックスを並べ替えるのだ。まとめていくと1エリアの局が多いことがわかる。その中で、ある偏りがあるこ…

熱収縮チューブ

インピーダンス変換トランス、ベースローディングをコネクタと一体化 これまではビニールテープを使っていた。配線のむき出しになった個所が接触して短絡を起こさないようにテープを巻いていた。しかし、最近はその役割が熱収縮チューブに代わっている。事前…

リメイク

昔作ったものが捨てられない 部屋の片づけをしている時、もう20年以上前に作ったエレキーが出てきた。詳細については忘れてしまった。PICにプログラムしたもので、5つのボタンが付いているので、プログラムの中にメッセージを予め書き込んであり、このボタン…

これだからやめられない

QSLカードが届いた JARL(日本アマチュア無線連盟)からQSLカード(交信証)が届いた。その中に、すごいカードが含まれていた。 電波は直接届く場合もあるが、短波の場合、電離層などに反射して届くことが多い。どのような伝播経路をたどるのかは定かでは…

部品チェッカー

components Tester 製作をしていると部品の素性を調べたい場面に頻繁に出会う。ダイオードの極性であったり、トランジスタやFETのピン接であったり、また、抵抗やキャパシタの値であったり。データーシートや部品に書かれている数値を見ればよいのだが、いち…

ボトルキャップでタッチパドル

ペットボトルのキャップにタッチパドルを入れました。 ペットボトルのキャップはさまざまな色があり、ただ捨ててしまうのはもったいなく思える。だんだん溜まっていきリサイクルに回すのだが、いつも何か利用できないかと考えている。 ネットでは「一部を切…

NVIS動作

地上高が低いのでNVIS動作? 電波の伝播経路には直接波、電離層反射波、山岳などの回析波、ダクト反射波、流星痕反射波などさまざまな経路があるようだ。今通信している電波がどのようにつながっているかは想像するしかないが、さまざまな経路を辿っているこ…

缶バッジを作った

A1CLUB M1 メダル画像 A1CLUBという電信をこよなく愛する仲間の集まりで、どれだけ多くのクラブ員と交信したかをカウントする企画がある。その数が100局を超えるとチーフの称号が与えられ、1000局を超えるとマスターの称号が得られる。できるだけ交信の機会…

計算の面白さ

トラップEFHWの長さを計算で導く もちろん、百ます計算のように計算をすること自体の面白さではない。モノを作っていくとき、試行錯誤をしながら進めていくのだが、それが予想通りに進められた時の面白さである。 トラップを使った3バンド対応のEFHWアンテナ…

Old Gadget

昔作った測定器 タイムスタンプを見ると2006とあるので、もう14年も前の作品である。KD1JV Steveさんの発表された回路でNorcal Qrp ClubからTuner Upperという名称でキットが発売された。水晶発振子を使って発振したRF信号をインピーダンスブリッジに供給す…

QRP QSO

QRP QSO QSL QSLカードが届いた。JARL(日本アマチュア無線連盟)から2か月ごとに届く交信証である。無線を使って交信をしたことを互いに確認し合うために交換する。アマチュア無線は大自然の伝播を介したものなので、不安定な交信が多い。相手のコールサイ…

これだけで交信できる?

Go Bagの中身、これだけで交信できる? 以前のブログでGo Bagのことを書いた。必要な機材を一つにまとめて運用するスタイルである。いかに最小限の装備にするかが大事なので、アンテナのマッチングについては受信ノイズを最大に調整するということで、機材に…

Capacitor Mag Loop

ランキング参加中アマチュア無線 Capacitor Mag Loop Tuner それはある画像を見つけたことから始まった。MLAのデータを検索していた時である。画像のまとめをしているサイトに見慣れない回路を見つけたのだ。ループアンテナなのだが、スモールループやトロイ…

トラブルシュート その4

Whip Ant Dpもどき 外出自粛が続いている。都県を跨いだ移動は心理的な圧迫があり出来そうもない。東京では他府県ナンバーが走っていても何の違和感もないが、地方に行くと練馬・品川・足立など東京のナンバーを見かけるとあまりいい顔をされなくなっている…

手すさび

パラコードを使ってのロープワーク 手遊びと言っても、賭博のことではない。文字通りの手での遊びであり、時間つぶし、手慰みである。パラコードという4mmφほどの太さのコードを1本持っていると結構時間がつぶせる。さまざまな結び方があり、なかなか奥が深…

コンテスト その2

QRPでもコンテストなら交信できる このところコンテストづいている。6mアンドダウンというコンテストがあった。名前のように6mバンドの50MHzよりも波長の短いバンドでのコンテストである。 50MHzバンドはその昔、入門バンドであった。バンドの幅が4MHzと広…

コンテスト

シンプルなパドルでも実戦で活躍した。 あるコンテストに参加した。アマチュア無線でのコンテストは、一定のルールの下に交信することができた局数を競うものである。従って、より広く、より多くの局と交信するためには電波をより強く出す方が有利である。大…

野鳥の襲来

オナガ、ムクドリの襲来 このところ、ギーギー、ビービー、ビヨビヨという濁音の鳴き声がやかましい。ビワの実が色づいてきて食べ頃になったのだ。オナガやムクドリが頻繁に来ている。どうもオナガの方が上位のようで、オナガが居なくなるとムクドリが来る。…

ハイバンドが開けてきた 2

24MHz,28MHz MLA コンパクトなMLAでもコンディションが開けてくれば電波は飛んでくれることがわかったので、さらに挑戦してみることにした。これまでよりも高い周波数である24MHzバンドや28MHzバンドに挑戦した。 アンテナの長さは波長に規定される。波長は…

カワウ オンステージ

カワウ オンステージ 石神井川は小平市のゴルフ場内にある湧水を源流として、西東京市を経て練馬区に入り、さらに板橋区、北区を経て隅田川に合流する一級河川である。 源流部は暗渠化されているが、小金井公園でその姿を見せ、西東京市付近では細い流れであ…

ハイバンドが開けてきた

壁に引っ掛けた70cmMLA このところ、ハイバンドが開けるようになってきた。先日、18MHzで交信した後、何気なしに21MHzに移ってみるとたくさんの局が聞こえた。そこで、CQを出している局をコールすると、すぐ返答があり、QSOできた。しかし、アンテナはランダ…

K3NGキーヤーを使ってみて

K3NG keyer by XRQTechLab このところ、ハイバンドが開けることが多くなり、いろいろなバンドで楽しんでいる。私の設備は大変シンプルなので、電離層などの自然の条件に依存するところが大きい。コンディションがよければ数ワットの出力とワイヤーアンテナか…

K3NG KeyerにLCDを付ける

ランキング参加中アマチュア無線 LCDを付加したK3NGキーヤー 多くの方がK3NGキーヤーに液晶表示を付加した事例を公開されている。簡単にできるだろうと始めたのだが、嵌ってしまった。 K3NGキーヤーに搭載するLCDはたくさんの線で信号を送る方式ではなく、I2…

K3NG キーヤー

Arduino K3NG Keyer K3NGキーヤーはArduinoによって動作するオープンソースのものである。スケッチや必要なライブラリも公開されているだけでなく、k3ng_cw_keyer wiki! というサイトでは必要な情報が豊富に入手できる。 以前はPICによるキーヤーを製作して…

通信手段

手作り電鍵 新型コロナウィルスが猛威を振るっている。このような状況の中で娘が入院することになった。感染したからではない。慢性の症状があり、症状の推移を見ながら手術の日が決まっていたのだ。しかし、このような状況で病院は「見舞い」の制限を掛けて…

Go Bag

Go Bag 持ち出し用にひとまとめ Go Bag、時には Go Boxと呼ばれることがある。非常用持ち出し袋(箱)とでもいう意味であろうか。必要な機材を一つにまとめ、すぐに持ち出せるようにしたものである。 アマチュア無線はさまざまな機材を使って、電波を出し通…

ランダム長ワイヤーアンテナとEFHWアンテナ

ランキング参加中アマチュア無線 ランダム長アンテナとun un Tuner ともにワイヤーの端から給電するタイプのアンテナだが、その違いがよくわからなかった。ランダム長ワイヤーは適当な長さ、EFHWはその名の通り半波長。その他にもロングワイヤーアンテナとい…

多様性 みんな違ってみんないい

変わった形の花を見つけた いただいたシクラメンの花がたくさん咲いている。淡いピンクの花なのだが、よく見ると、その中に2輪ほど形の違った花があった。シクラメンは花びらが反り返った形の花なのだが、この2つは下側にも花弁がのびている。八重咲きにな…

トラップEFHW

もう一つのトラップは後ろに隠れている 複数のバンドで使用できる、エンド・フェッド・ハーフウェーブアンテナ(Trap EFHW)は以前、自己流で作り、今もメインアンテナとして使っている。基本は半波長のアンテナの端にインピーダンス変換トランスをつけて給電…