XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

これだからやめられない

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QSLカードが届いた

 JARL(日本アマチュア無線連盟)からQSLカード(交信証)が届いた。その中に、すごいカードが含まれていた。

 電波は直接届く場合もあるが、短波の場合、電離層などに反射して届くことが多い。どのような伝播経路をたどるのかは定かではないが、太陽からの影響など自然の営みの中で常に変化する状況で伝播している。携帯電話に使われている極超短波では直進性が強いので直接届くのがほとんどで、自然の影響を受けることは少ないが、短波では電離層などの状況がそのまま電波の伝わり方に影響する。

 届いたカードには同じ日に6つの周波数で交信したことが記されていたのだ。このようなことはめったに起こることではない。特別なカードである。
 この日はコンディションがことのほか良く、高い周波数でも全国に伝播していたようだ。
観音寺市に移動して運用していた局と、7MHz、14MHz、18Mhz、21Mhz、24MHz、28MHzでの交信をすることができたことがその交信証に記されていた。さすがに1枚のカードでは記載できず2枚のカードになっている。相手局は公園での移動運用で50Wの出力、アンテナはロングワイヤなどが使われたとのこと。私の設備は7,14MHzでは3W、18MHzは2W、21,24,28MHzは2.5Wという小電力で、アンテナはワイヤーを地上高5mほどの高さに伸ばしたものであった。
 たまたま、伝播の条件が整ったおかげで交信できたのだが、こうした偶然を楽しむことができるのがアマチュア無線である。技術的興味から、いかに効率よく電波を受け、送ることができるかを工夫していくのだが、そこに自然条件という要素が加わることで面白さが増してくる。偶然ともいえる諸条件の動きの中で電波が思いもよらない伝わり方をし、人と人を結び付けてくれる楽しみである。
 7MHzで7:52に交信をし、だんだんに周波数を上げていき、9;47に28MHzでの交信をしている。相手局と打ち合わせをしたわけではなく、その局が周波数を変更するごとに呼びかけて交信できた結果である。移動運用でたくさんの方との交信を楽しんでいらした中に割り込ませていただいたのだが、2時間余りの間で6つの周波数帯で繋がることができたのはラッキーと言うしかない。

 こんな偶然に出合うとますます無線が面白くなる。これだからアマチュア無線はやめられない。