XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

K3NG キーヤー

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Arduino K3NG Keyer

 K3NGキーヤーはArduinoによって動作するオープンソースのものである。スケッチや必要なライブラリも公開されているだけでなく、k3ng_cw_keyer wiki! というサイトでは必要な情報が豊富に入手できる。
 以前はPICによるキーヤーを製作していたが、このArduinoベースのものは、特別な開発環境や書き込み装置がなくても製作することができる。Arduino IDEは無償でダウンロードさせてもらえ、C言語のようなわかりやすい記述でスケッチと呼ばれるプログラムも理解しやすい。このIDEには書き込みの機能も含まれていて、パソコンとUSBで接続することでプログラムを書き込むことができる。
 ArduinoにはUNOやNANOなど様々な種類があるが、基本的な機能に絞ってしまえばその基板を使わなくてもAVRのATmega328Pというチップに多少部品を付加するだけで動作させることができる。ただし、市販されている生のATmega328Pをそのまま使うことはできず、ブートローダート言うプログラムを事前に書き込む必要がある。
 K3NGキーヤーはLCDをつけたり、外部の機器と接続して動作させることができたり、大変に多機能である。それらは通常の使用ではあまり使うこともないので、メモリー機能のみを使う普段使いのキーヤーとしてまとめてみた。

 5つの押しボタンを持っている。1つはコマンドボタンで、これを押すことでコマンドモードに入りメモリーやスピードコントロール、長短点比の変更、サイドトーンのon/off、オートスペース、IambicA IambicBの切り替え、パドルの左右交換など多くの機能を設定することができる。
 メモリーは残りの4つのボタンに割り付け、それぞれを押すことで事前に入力したメッセージを送出する。キーイング回路を付加すればこのボタンの操作によって複数の送信機に切り替えて運用することもできる。
 電源は5Vが標準だが、多少の幅はあるようだ。私は単4乾電池3本で動作させている。

 多くの方がこのキーヤーを製作されており、ショップからもこのキーヤーが頒布されている。ネットではたくさんの情報を手に入れることができ、工作箇所が大変少なく、容易に作ることができるキーヤーとしてお勧めである。

 実はPICのキーヤーを直そうとして作業を始めたのだが、書き込み装置が行方不明になっており、手元にあった部品を使ってこれを作ったのだ。家に閉じこめられていることが多くなったこの時期、スケッチを読み解いてプログラミングの技術を学ぶのもよいかもしれない。