XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

アマチュア無線

程度問題?

ショップに状況を報告したら返事をいただいた。 樹脂素材は熱により変成し柔らかくなったり融けてしまうことがある。しかし取り扱いやすく優れた絶縁性があるので電気部品などにもさまざまに使われている。 アクリル板もその一種だが、工作のし易さから私も…

サイドスイーパー

横ぶれ電鍵とでもいうのだろうか 以前にもシングルレバー・パドルとして書いたのだが、今回も同様な話題である。1本のレバーを左右に振って、あたかも電鍵を背中合わせにして打鍵できるようにしたものをサイドスィーパー(SideSweeper)というのだそうだ。エ…

MLAでQRP運用

小さな設備でどのくらい交信できるか挑戦 このMLAとQRPの組み合わせはビギナーには勧められない。無線の面白さが十分わかっている方ならこのような遊びが楽しめるだろう。 アルミ線を使った簡易なMLAを部屋の天井から吊るし、QRPで運用してみた。運用期間は…

アクリル パドル

工作の容易なアクリル板を使って このところアクリル板を使った工作に嵌まっている。アクリル材は専用のカッターを使えば容易に切断することができ、ドリルで穴あけもできる。専用接着剤で短時間でしっかりした接着ができる。ヒートガンなどで熱を加えること…

出力表示器 Power Indicator

電波が出ると光って知らせてくれる。簡単な回路。 私はQRPで運用している。伝播状況に恵まれればQRPでも思いのほか電波は飛んでくれるのだ。小電力だけでなく、加えて小さなアンテナでの運用はさらに魅力的である。放射効率が低く電波はなかなか飛んでくれな…

交信出来ることの楽しみ

小さな設備からでも電波は飛んでくれる。 自分で作った機器で交信できたときの喜びはこの上もない。電波が自然現象の中でさまざまな影響を受けながら届くのは知っている。人の力の及ばないたくさんの要因で、遠くまで届くこともあれば、ほとんど飛んでくれな…

 シングルレバー・パドル

工作が容易なシングルレバー エレキーのパドルと言うと今ではほとんどダブルレバーになっている。これはメモリー機能を用いてスクイーズ動作をさせることができるよう短点と長点の接点を同時に閉じるようにするためだ。左右のレバーを一緒に閉じるとメモリー…

ウエムラ スピリット

8J1NAOMI 植村直己生誕80周年記念特別局 8J1NAOMIからのQSLカードを受け取った。一昨年の12月に交信したものだが記載に誤りがあったとかでわざわざ郵送で新しいカードを送っていただいたのだ。植村直己生誕80周年局の管理者とQSL担当の方の丁寧な対応に頭が…

3バンド バーチカルアンテナ4号機

スイッチ切り替えの短縮垂直アンテナ トグルスイッチで手軽に切り替えられる3バンドのアンテナだが、無手勝流での製作だったので再現性が乏しかった。初めて工作をしようとする方にも試していただけるように、製作上のデータをお示しして再現性を少し高める…

タイミング

小さな無線機で運用しています。 郵送でQSLカードを受け取った。いつも移動運用してくださる方からで、纏めてカードを送ってくださったのだ。手紙が添えられていて、「パイルが収まったタイミングで御応答くださるのでいつも問題なく聞こえてきております」…

実験が面白い(2)

7MHz、10MHz短縮EFHWアンテナを作りました。 一番ポピュラーなアンテナと言えば半波長のダイポールアンテナだろう。左右の1/4波長のエレメントに真ん中から給電する。全長は半波長になる。しかし、このアンテナを張るときには給電するためのフィーダーが必要…

ほぼ クリアなパドル

アクリル素材でパドルを作る きっかけは100均ショップで見かけたアクリルブロックである。アクリルスタンプ台という名称で売られていた。別売のスタンプシートをこのブロックに貼り付けてインクを付け、スタンプとして使うもののようだ。大きさが3種類有り、…

実験がおもしろい

試行錯誤を楽しみます。 もの作りはしっかりした理論とそこから導かれる数式に頼るのが普通だろう。しかし、無手勝流でも楽しむことは出来る。実験を繰り返すのだ。何を作りたいかの目標と、その目標に近づいているかを確かめるデータがあればいい。 今回作…

3バンドバーチカルの一工夫

7,10,14MHz Vertical wire ANT グラスバイバーの振り出し式釣り竿に沿わせて設置するワイヤーバーチカルアンテナを使っている。ローディングコイルの巻き数を切り替えることで7MHz、10MHz、14MHzで使えるものだ。カウンターポイズに3mほどのケーブルを3本使…

トツートトト

いろいろな通信が聞こえてくる モールス符号で二文字をスペースを空けずに続けて送ると特別な意味になるものがある。トツーはA,トトトはSであるが、二つの文字を続けてトツートトトと送ると、「ちょっと待ってwait a moment]の意味合いになる。送信を一時中…

自作パドルにカバーをつける

簡単な工作だが使い勝手が良くなる アクリル板の弾性を利用したパドルを使っている。誰にでも馴染むものではないが、自分好みになるよう調整してあるので操作性には満足している。しかし、これまで機構部分をむき出しのまま使っていたので、手で支えてパドル…

A1C 1100回記念 オンエアミーティング

電信の面白さが広がっている 月日の経つのは早いものである。2021年11月20日に1000回記念のミーティングが行われたのだが、もう1100回のミーティングになっている。週に一度、土曜日の朝、無線を使ってのミーティングで、主にキー局への呼びかけでレポート交…

コールサインプレート

手作りの飾りもいいものです。 簡単なアクリル板工作である。 コールサインは世界で無二の自分だけのものであるので愛着がある。無線機などにもコールサインシールを貼ったりしてさまざまなところで目立っている。無線設備のある小屋(シャック)にも無線局…

電信符号の分析

打鍵を視覚化 モールス符号は長点・短点・スペースの組み合わせで文字を表現する。それぞれの時間的長さの比率については定められており、そういう意味ではデジタル信号とも言えるであろう。しかし、人間が手動で電鍵を操作し符号を生成するので、その比率は…

QMX ビルド

なかなか手強いキットです。 5月下旬に発注し、手元にキットが届いたのが8月初旬。しかし、製作を始めることに躊躇していた。 このキットはデイトンハムベンションでプレ頒布され、ベテランのハムの人たちが製作、その情報がフォーラムを賑わせていた。回路…

アルミバーMLA 4号機 運用記

部屋の床に置いたMLA 自作の機器がどの程度活躍してくれるか確かめるのは楽しい。ほとんどは期待外れなのだが、手塩にかけたものが期待通りに動いてくれた時には嬉しいものである。 shig55.hatenablog.com はこれまで作ってきたものの改良なので、ある程度の…

アルミバーMLA4号機

70cmΦのアルミバーMLA ハンドリベッターと言うものを入手した。金属の板などを接合するリベットは金床と金槌でかしめるものだと思っていたのだが、この器具を使うと簡単にリベットが打てるという。アルミのリベット自体に本体を潰して変形させるための棒状の…

マルチバンドQSO

シンプルだからこそ電信での交信はおもしろい クラブが毎週行っているオンエアーミーティングで、今回のキー局は近郊の局が担当されるとのことだった。また、いくつものバンドでオンエアーされるとのアナウンスもあった。私の小さな無線設備でどの程度電波が…

Mizuho MX-2Fは健在です。

小さなリグ、小さなアンテナでも・・・古くても・・ ミズホ通信の高田社長が鬼籍に入られてから月日が流れた。AMのハンディー機からDSB、そしてSSB/CWと少しずつ変化しながら、片手で持てるという当時唯一の形状だったピコシリーズは人気を博していた。そのユニー…

コンパクト 49:1 トランスフォーマー

ボトルキャップに収めた小さな49:1変換器 EFHW(終端給電半波長アンテナ)は給電点が端にあり、ある程度変則的な張り方でも性能を発揮してくれるワイヤーアンテナである。エレメントが使う周波数の半波長程の長さになるので低い周波数で使う場合にはある程度…

QMX=QCX+QDX ?

写真はQRPLabsのマニュアルから 5月19日、フォーラムにQRPLabsのハンス サマーがQMXの発表を投稿した。すでにベイトンのイベントで先行頒布をされていたようで、新しいトランシーバーができたようだ。外見はQCXminiとほとんど同じだが、中身にはさまざまな工…

アクリル板を活用する

アクリル板は工作が容易なのでいろいろ楽しめる 私は電子工作を纏める際によくアクリル板を使っている。ネットで手に入れた端材が手元に一箱あるからだ。何かの製品を作るのに使われただろうアクリル板の端材だが、しっかり長方形に成形されて安価に売られて…

交信の楽しみ方

電信による交信の楽しみ アマチュア無線は電波を利用させてもらい交信を楽しむ。その交信の仕方にはさまざまな楽しみ方がある。大きく分けて交信の中身を楽しむか、交信そのものを楽しむかに二分できるであろう。 電波は指向性を持たせることも出来るが、短…

リチウム電池を電源に

USBから充電できる電源 以前、乾電池1本でどのくらい運用できるかを試してみた。思いの外、長時間の運用ができて驚いたものである。QRP(小電力)での運用なら消費電力も小さいので乾電池の容量でも賄えたのだろう。手軽に扱えるところはよいのだが、乾電池…

K3NGキーヤー その2

入手できる部品も変わってきたので。 K3NGキーヤーは多くの機能が組み込まれていて、使いやすく、作りやすいので現用で重宝している。この製作については shig55.hatenablog.com に取り上げている。便利に使ってはいるのだが中身をいじることはいばらくして…