XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

アマチュア無線

インターフェア

簡易なコモンフィルター 電波はさまざまな経路で伝播するので思わぬトラブルが起こることがある。アマチュア無線で電波を出すと家のチャイムが鳴ったり、インターフォンから音が出たり、アナログテレビの頃には画面に縞模様が出たり、自動ドアが開閉したりす…

お馴染みさんとのQSO

ユリオプスデージー 円満な関係・明るい愛 2006年3月26日にスタートし、2022年2月26日にこのブログへの投稿が500日になり、今回は600回目になった。日々の徒然とした事柄を書いてきたのだが、多くの皆さんに訪れていただいていることをありがたいと思う。感…

モールスメッセージの送出

モールス符号のリズムを覚えるために ATtiny202 Projectの続きである。 最近のリグにはエレキー機能がほとんど搭載されている。外付けのエレキーはよほどの高機能なものでなければ使われていない。Ttiny202でエレキーを作ろうとした場合、とても小さなマイコ…

モールス符号習得用エレキー

単純な機能だけのエレキー 以前にもモールス符号の習得について書いたのだが、耳が符号のリズムに慣れるのがとても大事だと思う。受信練習を繰り返し少しずつ符号に慣れていくのが一般的だ。だが、送信練習で自分で符号を出しながらそれを聞くという練習も有…

モールス符号の個性

モールス符号は人が直接認識できるデジタル信号なのだが・・・ 最近、独特な符号を送出する局が話題になっている。きれいな符号でCQを出しているので呼びかけ、応答してくれた時、その符号はCQのときとは異なり独特な符号になる。CQはメモリーからの送出で、…

モールス符号の習得

エレキーを使って送信練習をすると符号のリズムがつかみやすい。 アマチュア無線の楽しみ方にはさまざまなことがあるのだが、電信もその一つである。電波の断続を手動で行い、そのまとまりを符号として理解して文字に起こすのも人の力である。自分の技能を高…

49:1 トランスフォーマー その2

新たに見つけたBNCコネクタを使って BNCコネクタにもいろいろ種類があるようだ。基板取り付け用のコネクタは横に寝かせて取り付けるものが多い。いろいろ探しているうちに基板に垂直に取りつけるタイプを見つけた。4本足がGNDになっていて、センターピンが…

「アマチュア無線の魅力向上アイディア」

トンツー トンツーが言葉として聞こえてくれば・・・・・ JARD(日本アマチュア無線振興協会)が「アマチュア無線に関心をもつ若年層が増加することを期待して、若い世代に魅力あるアマチュア無線とするためのアイディア」を求めている。 今は映像や動画、テ…

for the time being

For the time being 「取り敢えず」 同調や整合がしっかり取れたアンテナでなくても、とりあえず電波が出ればよいという状況がある。そのような時、設営の容易なRandon length Antenna(ランダム長アンテナ)を使うことがある。波長に対してきちんとした長さ…

CW KeyPer Project  次世代支援

KeyPer Project 道路の脇などに並んでいる柱を電柱とか電信柱と呼んでいる。しかしその柱のほとんどが電力線や電話などの通信線、データーを送るグラスファイバーなどが設置されたものである。商業電力が広まる前に、電信の信号を伝える線を張るために設置さ…

K3NGキーヤーをキーボードで操作する

キータッチ数回でQSO 部屋の片づけをしてキーボード操作のキーヤーを見つけた。UNOやnanoのシールドとしてではなくATMega328pを単体でArduino機として、簡易な構成で動作させることに凝っていた時期に作ったものだ。PS/2キーボードに4本の線で接続するだけで…

コンテストとQRP

コンテストを小さな設備で楽しませてもらっている。 先日のコンテストに短時間だが参加した。特に今回のメインバンドは14MHzである。このバンドは海外などとの交信が多く行われていて、普段はあまり出てくる局が少ないのだ。コンテストなら多くの局が出てく…

C マッチング? MLA

MLAでもいろいろな給電方法があるが、キャパシターを使って整合を取る。 ポリバリコンのマッチング回路を付加したMLAを実験した。MLAはエレメントのループ部分とキャパシタで形成するLC同調回路を目的の周波数に同調させ、給電するアンテナである。その給電…

程度問題?

ショップに状況を報告したら返事をいただいた。 樹脂素材は熱により変成し柔らかくなったり融けてしまうことがある。しかし取り扱いやすく優れた絶縁性があるので電気部品などにもさまざまに使われている。 アクリル板もその一種だが、工作のし易さから私も…

サイドスイーパー

横ぶれ電鍵とでもいうのだろうか 以前にもシングルレバー・パドルとして書いたのだが、今回も同様な話題である。1本のレバーを左右に振って、あたかも電鍵を背中合わせにして打鍵できるようにしたものをサイドスィーパー(SideSweeper)というのだそうだ。エ…

MLAでQRP運用

小さな設備でどのくらい交信できるか挑戦 このMLAとQRPの組み合わせはビギナーには勧められない。無線の面白さが十分わかっている方ならこのような遊びが楽しめるだろう。 アルミ線を使った簡易なMLAを部屋の天井から吊るし、QRPで運用してみた。運用期間は…

アクリル パドル

工作の容易なアクリル板を使って このところアクリル板を使った工作に嵌まっている。アクリル材は専用のカッターを使えば容易に切断することができ、ドリルで穴あけもできる。専用接着剤で短時間でしっかりした接着ができる。ヒートガンなどで熱を加えること…

出力表示器 Power Indicator

電波が出ると光って知らせてくれる。簡単な回路。 私はQRPで運用している。伝播状況に恵まれればQRPでも思いのほか電波は飛んでくれるのだ。小電力だけでなく、加えて小さなアンテナでの運用はさらに魅力的である。放射効率が低く電波はなかなか飛んでくれな…

交信出来ることの楽しみ

小さな設備からでも電波は飛んでくれる。 自分で作った機器で交信できたときの喜びはこの上もない。電波が自然現象の中でさまざまな影響を受けながら届くのは知っている。人の力の及ばないたくさんの要因で、遠くまで届くこともあれば、ほとんど飛んでくれな…

 シングルレバー・パドル

工作が容易なシングルレバー エレキーのパドルと言うと今ではほとんどダブルレバーになっている。これはメモリー機能を用いてスクイーズ動作をさせることができるよう短点と長点の接点を同時に閉じるようにするためだ。左右のレバーを一緒に閉じるとメモリー…

ウエムラ スピリット

8J1NAOMI 植村直己生誕80周年記念特別局 8J1NAOMIからのQSLカードを受け取った。一昨年の12月に交信したものだが記載に誤りがあったとかでわざわざ郵送で新しいカードを送っていただいたのだ。植村直己生誕80周年局の管理者とQSL担当の方の丁寧な対応に頭が…

3バンド バーチカルアンテナ4号機

スイッチ切り替えの短縮垂直アンテナ トグルスイッチで手軽に切り替えられる3バンドのアンテナだが、無手勝流での製作だったので再現性が乏しかった。初めて工作をしようとする方にも試していただけるように、製作上のデータをお示しして再現性を少し高める…

タイミング

小さな無線機で運用しています。 郵送でQSLカードを受け取った。いつも移動運用してくださる方からで、纏めてカードを送ってくださったのだ。手紙が添えられていて、「パイルが収まったタイミングで御応答くださるのでいつも問題なく聞こえてきております」…

実験が面白い(2)

7MHz、10MHz短縮EFHWアンテナを作りました。 一番ポピュラーなアンテナと言えば半波長のダイポールアンテナだろう。左右の1/4波長のエレメントに真ん中から給電する。全長は半波長になる。しかし、このアンテナを張るときには給電するためのフィーダーが必要…

ほぼ クリアなパドル

アクリル素材でパドルを作る きっかけは100均ショップで見かけたアクリルブロックである。アクリルスタンプ台という名称で売られていた。別売のスタンプシートをこのブロックに貼り付けてインクを付け、スタンプとして使うもののようだ。大きさが3種類有り、…

実験がおもしろい

試行錯誤を楽しみます。 もの作りはしっかりした理論とそこから導かれる数式に頼るのが普通だろう。しかし、無手勝流でも楽しむことは出来る。実験を繰り返すのだ。何を作りたいかの目標と、その目標に近づいているかを確かめるデータがあればいい。 今回作…

3バンドバーチカルの一工夫

7,10,14MHz Vertical wire ANT グラスバイバーの振り出し式釣り竿に沿わせて設置するワイヤーバーチカルアンテナを使っている。ローディングコイルの巻き数を切り替えることで7MHz、10MHz、14MHzで使えるものだ。カウンターポイズに3mほどのケーブルを3本使…

トツートトト

いろいろな通信が聞こえてくる モールス符号で二文字をスペースを空けずに続けて送ると特別な意味になるものがある。トツーはA,トトトはSであるが、二つの文字を続けてトツートトトと送ると、「ちょっと待ってwait a moment]の意味合いになる。送信を一時中…

自作パドルにカバーをつける

簡単な工作だが使い勝手が良くなる アクリル板の弾性を利用したパドルを使っている。誰にでも馴染むものではないが、自分好みになるよう調整してあるので操作性には満足している。しかし、これまで機構部分をむき出しのまま使っていたので、手で支えてパドル…

A1C 1100回記念 オンエアミーティング

電信の面白さが広がっている 月日の経つのは早いものである。2021年11月20日に1000回記念のミーティングが行われたのだが、もう1100回のミーティングになっている。週に一度、土曜日の朝、無線を使ってのミーティングで、主にキー局への呼びかけでレポート交…