XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

缶バッジを作った

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A1CLUB M1 メダル画像

 A1CLUBという電信をこよなく愛する仲間の集まりで、どれだけ多くのクラブ員と交信したかをカウントする企画がある。その数が100局を超えるとチーフの称号が与えられ、1000局を超えるとマスターの称号が得られる。できるだけ交信の機会を増やしクラブ員と出会うことを目指してきたが、なかなか数が増えなかった。QRPで貧弱なアンテナ設備では電離層がうまく電波を反射してくれる自然の条件に頼るしかなく、カウントは伸び悩んでいた。電波が飛びやすい場所に移動して運用するのも一つの方法だが、なかなか出かける機会がもてない。どうすれば交信数が増やせるか考えていたのだが、周波数帯が異なればそれぞれの交信をカウントできると言うことを知り、貧弱な設備ながらもいろいろな周波数帯で運用するようにした。そして、やっとM1(マスター1)の称号を得ることができた。C(チーフ)称号を得てから何年かかっただろう。クラブではすでにM4という4000局以上のカウントを得ている方もいるのだ。

 クラブ事務局からM1称号のメダル画像をいただいた。長い間の努力の結果なので嬉しい限りである。これを何か形のあるものにしたいと思った。とりあえず、缶バッジにすることにした。
 缶バッジは近くの写真屋さんで作ったことがあった。画像データーを持ち込むと缶バッジとして仕上げてくれる。しかし、その写真屋さんはご時世の写真離れの影響で撤退してしまっている。ネットを探していると100均ショップで「缶バッジ製作キット」が売られているということがわかった。何人もの方がその製作法を紹介していた。簡易的な方法だが安価にできそうである。さっそく、近くの店を回ってみるがどの店も置いていないという。ネットの情報でも品薄で入手が難しいとのこと。別の方法を探すしかない。
 缶バッジを作ってくれる業者はたくさんあり、数がまとまれば安価に製作できる。しかし、最低でも30個は作らなければならない。これでは自分だけの1個だけの缶バッジを作るのには向いていない。いろいろと探すうちに、1個からでも作ってくれる業者が見つかった。料金は安くはないが手が出せないほどではない。画像を送り、料金を振り込んで、数日で届いたのがこの缶バッジである。
 こんなおもちゃ・・・と思われそうだが、これが趣味の世界である。たった一つの自分だけの記念品。他に人には何の意味もないものでも、私にとっては貴重な物なのだ。
 目標があることで一日一日を生き生きと過ごすことができる。次のM2(クラブメンバー2000局との交信)を目指してハムライフを楽しんでいきたい。