XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

ラベンダーが満開でした。

shig552006-06-25

どんよりした一日。気温と湿度が高く、気持ちのよい季候とは言えないが久しぶりの休日、車を動かすことにした。

ラベンダーで町おこしをしているところがある。埼玉県菖蒲町。東北道久喜インターから10分ほどのところにある菖蒲町役場の周りにラベンダーがたくさん植えられている。町の街路脇にも大きくなった株が見られ、ラベンダーの街となっている。この街のことを知ったのは数年前、NHKのニュースで放映されたことがきっかけであった。ラベンダーと言えば北海道富良野と思っていた。そこの富田農園?(記憶が曖昧)から生花を空輸してもらい楽しんだりしていたが、近くでも楽しめると知り訪ねたのだった。そのころはまだ株も若く、「町役場の周りに植えました」という感じだったが、今日訪ねてみるとしっかり根付いたように株も大きくなり一面のラベンダーになっていた。
普通ラベンダーというと紫の穂のようになったものを思い浮かべるが、いろいろな種類があるようだ。北海道のような寒冷地に適した品種が多いが、もっと暖かい土地でも大丈夫な品種もあるという。今日はおもしろい品種を見つけた。フェアリーウィングという種類だそうで、穂の上の方に花びら?が数枚立ち上がっている。ちょうどウサギの耳のようである。妖精の翼のようにも見えなくもないが、ウサギの耳の方が似つかわしいと思う。色はピンクや白があった。香りはやや少ないが、ラベンダーの香りである。
今日はバンドル作りに取り組んだ。9本のラベンダーの穂を束ね、細いテープで編み上げていく。ラベンダーの香りが閉じこめられ、生花をドライフラワーにしたときのように花がこぼれることもない。机上に置いておくにはもってこいの形である。地元の方に作り方を教えていただきながら、楽しい会話もよいものである。花を見て、香りを楽しみさらに地元の人々とふれあうのは小さな旅の醍醐味である。

昼食は少し脚を伸ばし、加須のうどんを楽しんだ。素朴な手打ちうどんである。街のあちらこちらにうどん屋さんがあり、それぞれ個性を出している。前回は本当に素朴なきんぴらうどんしかない店だったが、今回は冷汁や天ぷら、肉汁もある店だった。うどんはしっかりコシがありつるつるとのどごしのよいうまいうどんである。値段の安さにも驚いてしまう。庶民の食べ物として根付いているのだろう。上品とは言えないが気軽に楽しめるおいしさである。