XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

テレビの買い換え

shig552007-10-21

快晴という言葉がぴったりとするような青空。地平線に近くなると白いカスミのようなものが感じられるが、天頂近くは透き通るような紺に近い青い色が広がっている。風も爽やかで街を散歩する人々も気持ちよさそうである。
最近まで街に漂っていたキンモクセイの香りがなくなり、透明な空気。川を流れる水も透き通っていて水草が揺れ、シラサギを囲んでカモたちが群れている。すてきな気候だ。

長年使ってきたテレビが段々に不具合になってきた。一台一台と買い換えてきたが、先日もリサイクル料金を払って廃棄をし、買い換えになった。最近家電量販店の広告に非常に安いテレビが出ている。アナログのものだ。あと数年で放送がデジタルになるとのことで在庫の処分なのだろう。1万円以下でリサイクル料金と比べると信じられないような安価である。
しかし、デジタル対応のテレビでなくては買い換える意味がないので、機種選びをする。デジタル対応の機種はほとんどがBS/CS対応のチューナーが入っている。せっかくの高細密の画像なのだからと付加されているのだろう。いろいろ検討したが、アナログ・デジタル・BS/CS対応の機種を購入した。
しかし、いざ設置しようとしたときにトラブル発生。我が家を建てた頃、BSはまだ始まったばかりの頃であまり一般的ではなかった。どこかの部屋でBSが見られればいいと言うことで、すべての部屋までアンテナを引き込んでいなかったのだ。居間などにはBSのアンテナが来ていたが今回設置した部屋には来ていない。仕方なく、U/Vのアンテナのみ接続して視聴を始めたが、「せっかくならBSも・・・・」という思いが残った。
まず考えたのはBSのアンテナからのラインをその部屋まで伸ばすこと。天井裏のアンテナ分岐装置のあるところで検討すると分岐はできそうである。問題はどうやってこの分岐点から設置した部屋までケーブルを持っていくかである。二階と一階の間の狭い空間にラインを通し、壁の隙間を通って行かなくてはならない。建設途中ならできることも出来上がってからの配線は並大抵のことではない。試行錯誤するらうまい方法が見つからない。
悩んでいるうちに、ネットでおもしろい製品のあることを見つけた。CS/BSとU/Vの混合器・分波器である。すでに配線されているU/Vのアンテナ線にBS/CSの信号を重畳させてしまう方法である。減衰など不明な点もあったが、測定器もない状況なのでトライアンドエラーでやってみることとした。
結果は成功である。見た感じでは減衰の影響もほとんど感じない。BS/CSともクリアな映像が受信できている。もちろん地上デジタルの画面も良好である。幸い電界の強いところだったのでうまくいったのかも知れないが、BS/CSとU/Vを重畳させても支障なく設置することができた。
技術の進歩が加速度的に進んでいる。テレビ放送が始まり、カラー化され、液晶やプラズマができてきて、BSが一般化し、デジタルになる。私が生まれてからの変化である。さてこれからどんな変化をして行くやら。家の建て替えももっと頻繁に必要になるのかな?