XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

お花見日和

尖り石遺跡・縄文のビーナス

今日は最高のお花見日和でした。公園はたくさんの人でにぎやかでした。桜のトンネルがあちらこちらに出来、あたり一面が明るくなったようです。このような景色が見られるのは、季節の恩恵ですね。

メタルカラーの時代を読んでいます。
山根一眞さんがさまざまな技術者の仕事ぶりをルポした記事を週刊ポストに連載していたものがまとめられ、ハードカバーや文庫版で出版されています。困難な仕事に立ち向かった人々の物語はNHKの「プロジェクトX・挑戦者たち」で人気になりましたが、このシリーズでもメタルカラーの人々(技術者)の現場での活躍ぶりを知ることが出来、読んでいてわくわくしてしまいます。

*文庫版<6>ロケットと深海艇の挑戦者
宇宙と深海という全く離れた分野が、リモートコントロールという視点で見ると同じような工夫をし、技術開発をしていることがおもしろいと思いました。「リングレーザージャイロ」が位置検出のためにロケットにも、潜水艇にも使われていること、そして、同じジャイロでも打ち上げロケットで使うよりも自立潜水艇で使う場合の方がその精度を高めなければならないことなどとても興味深いことでした。

*技術の中身
ニュースで衛星が打ち上げられたことや深海への深度記録が出たことなどを聞いて、「すごいなぁ」と思うことはあっても、どのような技術でどんな壁をクリアしたのかなかなかわかりません。このようなルポを読むと初めてその技術的高さを知ることが出来、さらに興味をかき立てられます。
私たちがふだん何気なく使っているものが、さまざまな技術の蓄積の中で成り立っているのですから、すごいことだと思います。今日もニュースで「ワンセグ」が始まったことを伝えています。地上波デジタル放送が移動端末で使えるようになるのだそうです。どのような技術なのか興味深いです。
技術のブラックボックス化が進んでいるのですが、詳細はともかくどのような原理で実現できているのかは知りたいと思います。「入力」と「出力」だけの生活では味気ないですよね。