XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

メタリック3Dパズル

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まだまだパーツが残っています。



 ビス、ナット、金具・・・メカ好きはこういうものに惹かれてしまうのだ。100均ショップの玩具コーナーで見つけた。対象年齢は8歳以上となっている。箱の中に部品と小さな六角レンジ、スパナの工具まで入っている。説明書はB7判ほどの小さな紙一枚。イラストがいくつか描かれていて組み立て順が示されている。これは組み立てキットではなくパズルなのだ。
 それにしてもこれだけのセットを110円という値段で販売してしまうことに驚く。63ピースという表示があるが、組み立ててみると余剰な部品まで入っている。ホームセンターでこの数のビス・ナットを買ったらいくらになるだろう。この商品を開発した人の企画力には脱帽である。
 箱に描かれている完成図を見ながら組み立てる。特に難しさはないが狭いところにビスを止めていくので順番を考えないと互いに干渉して締め付けられない場合があった。それでも小一時間で組み上げた。今回のパズルはミリタリーという名称で戦闘ヘリコプターを模したものである。子どもの玩具と言うよりも大人が昔のプラモデル作りを思い出しながら楽しむもののように感じた。

 こういうメカニカルなものを見ると改造したくなるものである。パドルへ変身させてみることにする。これだけパーツが多いとすべて使わなくてもできそうである。金具類とプラスティック部品を基に構想を練る。L金具やコの字型の金具があり使えそうだ。また長めの金具があるのでベースとして使えるだろう。プラスティックのバーは多少弾性があるのでパドルの竿の部分として使える。このキット以外に必要なものとしてステレオプラグと3芯のケーブルが必要である。また、あれば4mmφのラグ板があるとよい。
 機構的にはこれまでアクリル板で作ってきたパドルと同様なものができあがった。エレキーに接続してみると符号を打ち出すことはできた。ただし、弾性が強いため使い勝手はよくない。どうにかパドルとして符号の生成はできるというレベルである。

 もう一つ一緒に買っておいたのがレスキューというパズルだ。はしご車を模したもののようでパーツは67個という。これで組み上げたのは電鍵である。さすがにバネは別途調達した。僅かなパーツしか使わなかったのでとても小さな電鍵になった。打ち心地はまあまあである。さすがに指先での打鍵になるがしっかり符号が打てる。デザイン的にも可愛いものができた。

 玩具で遊んでみたのだが、それなりに楽しむことができた。素材として利用するというスタンスで他にも変身させることができそうだ。このメタリック3Dパズルは他のモデルもあるようだ。メカとして飾っておくもよし、改造の素材として活用するもよし、楽しめそうなシリーズである。それにしても、この歳になって玩具売り場を徘徊するようになるとは思いもよらなかった。