XRQ技研業務日誌

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シンプルArduino

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シンプルArduino

 ArduinoはAVRマイコンを搭載し、入出力ポートを備えた基板である。一般的なものではUNOといわれる基板で、Atmega328Pというマイコンが搭載され、電源回路が組み込まれている。さらに、ほとんどのピンが外部に引き出されていて、水晶発振子によるクロック回路が組み込まれている。RS-232シリアル接続のためのチップも組み込まれていて、直接USB接続でPCと繋げることができる。開発環境としてArduinoIDEが提供されていて、C言語風のArduino言語によってスケッチというプログラムを組むことができ、その書き込みも一連の流れとして行うことができる。
 これまでPICを使ってきて、CやBasicなどでプログラムを書き、コンパイルしてHexデータを作成し、書き込み装置でPICに書き込む作業をしてきた。開発段階では何度もプログラムを書きかえるのだが、プログラムの変更からの一連の作業は結構手間がかかっていた。しかし、Aruduinoの環境では、この作業が一つの纏まったものとなり、より作業がやりやすくなっている。また、提供されているUNOなどの基板では、入出力のピンが基板上にピンコネクタとして配置されているので、シールドという補助基板を親亀子亀形式で組むことにより動作確認がやりやすい。開発環境としてとても使いやすいものになっている。

 最初のうちは、これを動作の際にも使っていたのだが、基板に搭載されているシリアル接続の回路などは動作に使わないことも多い。また多くのピンがコネクタとして提供されているが、これも使わないものがほとんどである。動作環境としてはUNOなどの基板を使わなくても、もっとシンプルにAVRマイコンを中心にしたもので用が足りることに気付いた。
 スケッチを書き込んだAVRにクロックとしての水晶発振子を付けたシンプルなArduinoである。探してみると、そのような基板が市販されているのを見つけた。ほとんどAVRマイコンと同じ位の大きさで、回りに入出力ピンが配置されている。そこから必要なピンのみを接続して動作回路を組むことができる。シンプルArduinoを部品のように使う発想である。
 以前、Arduino UNOにシールドを組み合わせて構成していたモールス受信練習のCW_ Drillや、モールス送信練習用のCW_Decorderを、このシンプルArduinoを使って組んでみた。思いの外、容易に組むことができる。回路構成も分かり易い。

 開発にはUNOなどの提供されている基板を使い、動作させる段階ではシンプルAruduinoを使うのがよいようだ。マイコン工作にますますのめり込みそうである。