XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

梅シロップ

shig552008-06-26

 天候が不順だ。昨日が27度の夏日であったのに、今日は19度の梅雨寒である。空一面が雲で覆われ、気温が上がらない。心配されていた大雨は免れたようだが、梅雨前線は停滞したままである。そろそろカラッと晴れ渡った青空が欲しいところだ。
 
 梅雨の時期は青梅の季節でもある。先日、地方へ出かけた折り、梅を手に入れてきた。こちらのスーパーでは800円近くする梅が、地方では半値から三分の一くらいの値段で手に入る。農家の庭先の梅の木に実っていたのであろうか、不揃いの、熟れ具合もさまざまなものもある。ただし、その新鮮さは魅力だ。

 青々とみずみずしい梅の実が手に入ったので、シロップ作りに挑戦することにする。
レシピはネットでも調べてみたが、諸説がある。そこで「自己流」で挑戦することにする。
   ・梅を水洗いし、ヘタをしっかり取り除く。布巾で水気を拭き取っておく。
   ・竹串を使って、梅の表面にいくつもの穴を開け、水分が出やすいようにする。
   ・大きめの密閉容器に梅を入れ、氷砂糖と交互の層になるように重ねていく。
   ・発酵を防止するため、「酢」を少し注いでおく。
   ・そのまま冷暗所に置いておくが、毎日、容器ごと回転させ中の梅をかき混ぜる。
   ・毎日少しずつ水分が浸みだしてきて、梅がその中に浸るようになってくる。
   ・約1週間でシロップがたくさん出たところで、終了とする。
   ・梅とシロップを分けて、シロップは加熱しビンに入れて保存する。
出来上がったシロップは水で割ると爽やかな香りでとてもおいしい飲み物になった。作るとき酢を入れたのだが、加熱したためかほとんど気にならない。好みの濃さに水で割り、氷を入れてキンキンに冷やすと最高の味である。

 取り出した梅の実は捨ててしまうにはもったいない。そこでジャムを作ることにする。
   ・ほうろうの鍋に水を入れ取り出した梅を煮る。
   ・しばらく煮て柔らかくなったところでつぶしながら種を取り出す。
   ・よりなめらかにするため、大きめの網で裏ごしをする。
   ・ほうろうの鍋に裏ごしした梅を入れ砂糖を加えながら煮詰めていく。
   ・砂糖は一度に入れず何回かに分けて入れると馴染みやすい。
   ・煮るときは焦がさないように木へらなどで常にかき混ぜる。
   ・冷めると固まってくるので、柔らかめ位のところで火を止め、ビンなどに熱いうちに保存する。
保存料などを入れていないのであまり日持ちはしないが、酸味の強い独特のジャムはパンやクラッカーにつけて食べるととてもおいしい。

 シロップやジャムの作り方は、ネットで検索するとたくさんの方が記事を書いている。しかし、細かいことは無手勝流でも乗り越えられるものである。自分なりのやり方で季節の贈り物を楽しんでいきたい。