XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

キーワード その2

shig552006-07-15

朝のうちは青空が見え、夏の一日の始まりであった。気温がぐんぐん上がり、日射しの強さももう夏である。昼を過ぎると雲が空を覆い始め、稲光が光り出した。夕立の雨は粒が大きい。瞬く間に地面を濡らしていく。この雨で気温が下がってくれればいいのだが、湿度が高いままなので爽やかさが戻ってこない。

気になっている言葉がある。ネットとロジスティックだ。
情報化社会の到来でさまざまなことが変化してきた。POSシステムがコンビニなど流通業界で使われ出して久しい。このシステムにより在庫管理がリアルタイムで可能になり、在庫そのものが減っているという。また物流がリアルタイムで把握できるようになり、どの品物がどこにありどのような状態であるかがどの時点でも誰でもが把握することが出来る。
日常使うものはなくなったら困るので、予備を備えておいたものである。しかし、今はネットで検索をかければそれがどこにありどうすれば手にはいるか知ることが出来る。ストックしておくことが必要なくなっている、

湾岸戦争で米軍はコンテナ輸送により大量の物資を送り込んだという。しかし、戦争が終わったとき開封されないコンテナが半数近くあったそうだ。just in caseという考え方は生死をかけた軍という組織においては当然のことであった。しかし、イラク侵攻の時にはそれほどの物資の輸送は行われなかった。すべての物資がネットに登録され管理されたのだそうだ。弾薬や燃料、医薬品などの前線での消費量が兵站部署で把握され、要求がある前に輸送されたという。

ユビキタス社会が構想されている。さまざまな機器が自ら情報を発信しそれらを統合することで私たちの生活をより快適にしていく。現在はロジスティックの多くを人間が担っているが、将来全く異なったシステムが出来上がってくるかもしれない。社会全体が生体の生命活動のように自立的に動き出すのだろうか。