XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

ヒヨドリ来襲


朝からピィーピィーと騒がしいので目を覚ました。何か鳥の大群に囲まれている感じだ。何事が起きたのかと窓をのぞいてみると、ヒヨドリである。庭のいくつもの木にたくさんのヒヨドリがとまっている。見ているとみかんの樹と周りの木々の枝を往復している。みかんの樹から、よく熟した食べごろの実を銜えてきて、周りの木々の枝で食べていたのである。
鳥たちも果物のおいしい時期を知っているのだろうか。完熟させようと収穫時期を待っていたのだが、鳥に先を越されてしまったようだ。すごい数のヒヨドリが食事を楽しんでいる。物音がするとさっと逃げ去るのだが、遠くまでは逃げず、木の枝などで人のいなくなるのを待っている。シジュウカラがみかんに樹に飛んできてもすぐに威嚇をして追い払ってしまう。ヒヨドリたちの独占である。満腹するまではここを離れそうにない雰囲気だ。
おいしいものを略奪していく困った存在なのだが、双眼鏡で覗いていると結構かわいい表情をしている。春が近づいてきたこの頃ではあるが、鳥たちにとってはまだ餌の少ない厳しい時期なのかもしれない。それにしても、これほどのヒヨドリが集まってくるとは。ムクドリのように集団をつくることは少ないと思っていたヒヨドリなのだが、おいしいものには目がなく群がってきたのだろう。
自然の恵み、おいしいみかんを分け合うことにしよう。