XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

バブルジェリー

キラキラときれいなバブルジェリー

近隣国からのきな臭い事態に関心が集まっている。それぞれの思惑があるのだろうが、60年間の静かさが破られてしまった。武力による主義主張はあってはならないやり方だ。人間の英知は歴史の中でそのことを学んできたはずだったが、現実世界ではそうではないようだ。核兵器を後ろ盾にした威嚇を伴う外交にならないことを願って止まない。

秋の深まりと言うよりも初冬という時期になり、ケヤキやサクラの落ち葉が風に吹き寄せられている。紅葉を楽しませてくれたのだが、落ち葉掃きは大変である。掃き集めると、また、はらはらと落ちてくる。枝に付いている葉がすべて落ちてしまうまでは、日課になりそうである。

先日、生け花展に行ったとき、会場を出たところのショップでおもしろいものを見つけた。Bubble Jerryという1mmほどの小さな球である。透明や乳白色、パステルカラーなど色とりどりの球があり、単色やMIXといういくつかの色の球を一緒にして一袋に10g入っている。説明書きによるとこの一袋を2リットルに水に入れて使うのだという。
要は、吸水性ポリマーを球状にしたもので、水を含ませると約50倍にもなるのだ。乾燥状態では堅くて、マジックボールのように大きな弾力性があり、床の上などに落とすとポンポンと弾んで、すぐにどこかに行ってしまう。水を含ませることで、大きくなりプニュプニュの弾力のあるボールになる。水分をたくさん含んでいるので根のある植物ならここから水分をとって生育できる。球自体がかわいくきれいなので、卓上に置いても清潔感がある。
切り花を生けるとき、剣山代わりに草花を固定するのに使ったり、小さなプランツを植えておくのにも良さそうである。私は、ガラスの容器に入れて、色とりどりの球のかわいらしさを楽しんでいる。何しろ、この球は放っておくと水分が蒸発してしまい、小さくなってしまうのだ。だから時々水をやって世話をしてやらなくてはならない。生き物でもないのに手がかかるのだ。
虫が付かず、腐敗もしないそうなので、その点は使いやすいと思う。部屋の中のアクセサリーとして楽しんでみたい。ただし、思っている以上に大きく膨らみ嵩(かさ)が増えるので、水に入れる球の量を間違えないように注意したい。コップの水に適当にこの球を入れて一晩おいたら、翌朝、大きくなったボールがあふれ出して、そこら中に転がっていて大騒ぎになってしまった。くれぐれも入れすぎにご注意を。