XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

デジカメの修理

shig552007-05-03

後半のゴールデンウィークに入り、天気があまりにもよいので部屋の片づけだけをしているのももったいない。どこかに出かけたいと思ったが、なかなか思い当たらない。
ニュースでは朝から高速道路の渋滞が何十キロに伸びたと言うことを繰り返している。生活道路は車の数が減っているが、幹線道路はどこも混雑しているようだ。
近場のところで人があまりいないのんびりできるところがいい。いろいろ思案しているとき、先日中古で手に入れたデジカメのことが気になった。これを試してみたい。

と言うことで、東京港野鳥公園に行くことにした。バードウォッチングとデジスコの試し撮りである。
野鳥公園は思った通り、すいていた。駐車場にもすんなり入れたし、公園内も人はまばらである。さっそくデジカメを取り出し、撮影開始。最初の試写体は旅客機である。羽田空港に着陸する飛行機が海の方から侵入してきて、急旋回し滑走路に向かっていく。その急旋回が目の前で見られるのである。望遠機能がないので大きくは撮れないがきれいな写真を撮ることができた。
次は観察舎に移って、野鳥の撮影である。スコープとセットし、デジスコを始めるが、トラブルが始まった。途中で電源が落ちてしまう。シャッターチャンスと言うときに動かなくなってしまうのだ。
他の機材を使って多少の写真を撮ることはできたが、このトラブルが気になって仕方がない。家に戻って早速修理を始めた。いろいろ調べているうちに原因を確認することができた。電池を収納している部分の蓋である。3カ所の爪で蓋を押さえているが、その1カ所が折れている。そのため電池の接触が不良になり電源が落ちたり、動作が不安定になっていたのだ。
ネットで調べるとFujifilmのこの種のデジカメではよく起こる故障だという。
中古であり、メーカーに修理に出すには費用がかかりそうである。そこで蓋がしっかり閉まるように工夫することにする。いろいろとやってみたが難題である。しかし、単純な方法を思いつきやってみたところ大成功であった。
それは、爪の変わりになるタッピングビスを打ち込む方法である。詳細については私のホームページに載せたので見ていただきたい。単純であるが確実な方法だ。同じ方法でもう1台のFujifilmのデジカメも修理した。こちらは爪が2本取れていてガムテープを貼って使っていたのだが、ビスを2本打ち込むことで見事修理完了。外見では修理の跡がわからない状態となった。
金具を細工したり、プラスティックの成型材を使ったりとやってみたのだがシンプルな方法が簡単で確実であった。修理とはこんなものなのかも知れない。

さて、今度はどんな写真が撮れるか、楽しみである。