XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

いのちの洗濯

shig552007-04-30

大型連休が始まった。今年は曜日の関係で二つの山に分かれてしまったようだ。28日はあいにくの荒れ模様。陽が出てきた頃は青空が広がりすばらしい天気だった。爽やかに目を覚まし午前中は細々とした身の回りの仕事を片付ける。さて、午後から何を楽しもうかと思っていたら、空は急激に暗くなり雷鳴・閃光・土砂降り・暴風という激しい天気に天気になってしまった。
東京都下水道局が提供している「東京アメッシュ」のサイトで降雨の状況を観察する。激しい降雨の赤い表示が西の方から南東に動いていく。16時を過ぎる頃にはその降雨表示が切れ、前線が太平洋方面に過ぎ去ったことが見えてきた。
自分のいる地点・時点での認識と、「東京アメッシュ」のような時間をさかのぼったり、東京全域という広い視点から見たり、さまざまな情報を得ることができるおもしろさを感じた。ネット社会の広がりがこのようなことを可能にしているのを実感する。

29日は朝から快晴。天気図でも日本列島が大きな高気圧に包まれ安定している。これなら前日のような荒天にはならないだろうと、出かけることにした。行き先は芝桜の丘。高速道路の渋滞情報が入ってきているし、生活道路の通行量が減少し、幹線道路が込みあっている様子から判断し、鉄道を利用することにする。情報検索から電車の時刻表を見いだし、ルートを選定する。食料とカメラを準備し出発。

電車も思いのほか混雑していた。長時間の乗車だが郊外へ向かう行楽の人々で満席である。目的の駅に着くとホームに溢れる人の波。皆同じ方向に列を作って歩いていく。私はのんびりとしたいので、一の列から離れ、別ルートを行く。別ルートとはいうもののしっかりした道筋がわかっているわけではない。目的地の方向とあまり細かな表示のない街の地図があるだけだ。道ばたの草木に声をかけながら進む。
人々の流れを避けていったのだが、目的地近くなると自然の人の流れに飲み込まれてしまった。「芝桜の丘」は色彩に溢れていた。鮮やかなピンクや赤、白などが緩やかな谷の両側に広がっている。この様子は私のホームページで見ていただきたい。

緑に囲まれ、川の流れを見、花々の鮮やかさに目を奪われ、のんびりと弁当をほおばる。ゴールデンウィークとはよく言ったものである。すてきな時間を過ごすことができた。