XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

季節の移り変わり

shig552006-09-03

今日、朝起きたとき空が真っ青で感激してしまった。こんなに済んだ青空を見たのは何年ぶりだろう。もう秋なんだなぁと思った。しかし、太陽が上がるにつれて薄雲が広がってきていつもの空に戻ってしまった。つかの間の出来事であった。

そのようなことがあり、急に秋を感じたくなり車を走らせることにした。目指すは秋の草花が咲くところ。
数日前、NHKの朝のニュースでオミナエシミソハギが画面いっぱいに咲いている映像が流れた。「花之江の郷」というキャプションが付いていた。そこに行くことにする。
ナビで調べると約1時間40分ほどで行けそうである。朝食を済ませると、早々に出発。
高速道は車の数も少なく順調な走りを楽しめた。予定通り10時前には栃木インターを出られた。一般道を走ること約10分。到着である。
すでに駐車場はほぼ埋まっている。誘導を受けて無事車を入れる場所を確保する。朝の青さほどではないが、青空が見えている。
受付を済ませ、まず、山と林のゾーンへ。あまり珍しい花はないが涼しい風を受けながら散策を楽しむ。レンゲショウマの可憐な花が印象的だった。蓮華という名前のように蓮の花のような清楚な花である。しかし、どの花も下を向いていて写真を撮るのに苦労する。
郷から湿地のゾーンへ脚をすすめる。曼珠沙華は今年はまだのようで、開いている姿は見られない。圧巻なのはミソハギである。湿地一面を赤に近いピンクで覆っている。これだけたくさんの株があると迫力がある。その先に黄色いオミナエシの群落がある。一つ一つは小さな花だがたくさん集まると黄色の固まりになる。
秋の花、コスモスはまだ早いようだ。いくつかは花開いているがほとんどは堅いつぼみのままである。コスモスの桃色とオミナエシの黄色との組み合わせはとてもきれいなのだが残念だ。
東屋で一休みする。日射しは夏の名残のように強いが、湿度は下がり吹く風が心地よい。風に揺れる草花を眺め、トンボがときどきワレモコウの先にとまるのを眺めているのも気持ちのよいものだ。トンボは赤とんぼの他にもシオカラトンボやギンヤンマも見ることが出来た。虫たちにとっても季節の変わり目のようだ。

毎日慌ただしく、ビルの谷間で過ごしているが、いのちの洗濯で自然に触れることもいいものだ。