XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

すてきな連休です。

菜の花畑

荒々しい天気が続いていましたが、大型連休に入ってすてきな天気になりました。27日の夕方にはISS国際宇宙ステーション)が見られました。北西の地平線近くから現れ天頂付近を通過、南東の低い位置でポッと地球の影に隠れるところまでの航行でした。全天に雲が一つもなく、現れ始めた星々の間を明るい光が動いていきました。ちょうど旅客機がISSと交差するようなコースをとっていて、点滅する飛行機の光とISSの明るい光が重なる瞬間も見られました。地球の周りを90分ほどで回っているというISS、見かけ上、低い高度を飛んでいる旅客機より速いくらいですのでその速さが想像を超えているのでしょう。

 この時期、いろいろなところでイベントが行われています。私も益子の陶器市に行ってきました。どこもたくさんの人が集まると渋滞に巻き込まれそうです。それを避けようと朝早く出発することにしました。いつもより早めに目を覚ましたのですが、いろいろと準備をしていると出発は6時近くなってしまいました。日の出が早くなったので、もうすがすがしい明かりに包まれています。家の周りではあまり交通量がなかったのですが、幹線道路に出ると車の数がぐっと多くなっています。それでも高速道路は順調に動いていました。1km5分というような小さな渋滞が何回かありましたが、ほぼ順調に真岡まで到達、一般道を経ていつもの共販センター駐車場に着きました。すでにたくさんの車が入っていてもう少しで満車になるところでした。
 いつものコースで散策を楽しみます。このイベントには全国各地から陶芸の作家が作品を持って集まりますので、地元益子の作家だけでなく様々な作品に出会うことができます。正規の作品だけでなく、B級といったものからはね出しというものの中にも気に入ったものが見つかることもあります。一つ一つの作品を手のひらに感じながら作家と話をするのも楽しいものです。
 おもしろい作品や奇抜な作品にも出会いましたが、どうしても自分の好みに惹かれてしまいます。馴染みにしている作家の店に寄り、これまで少しずつ揃えてきたものと同系列のマグカップを手に入れました。
 ますます人の数が増えてきました。道を人とぶつからないように歩くことも難しくなってきましたので引き上げ時です。しかし、駐車場を出ると道路は車で埋まっていました。この付近の駐車場はすべて満車で、入場待ちの車が列を作っているようです。道路は1車線ですからしばらくその流れの中で待つしかありません。
 やっと渋滞から抜け出し、益子の街を走っているとすてきな景色に出会いました。菜の花畑が広がっています。圧倒される輝きです。一面の強烈な黄色が広がっています。早春の千葉で見た穏やかな黄色とは違って見えます。菜種をとるために咲かせている畑かもしれません。青空を背景にして新緑の山が遠方に見えます。手前の広い耕地を菜の花が彩っています。これぞ「日本の春の景色」といえるような風景でした。

 田んぼには水が入れられ、代掻きをしている光景も見られました。田植えももうすぐなのでしょう。風もなく穏やかな光の中でのどかなひとときを過ごすことができました。陶芸市での散策もよかったのですが、こうして思いがけずすてきな景色に出会えたのが今日の収穫でした。