XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

コード ガジェット

パラコードを使った簡単な小物

 パラコードは4mmほどの太さで、熱には弱いものの引っ張り強度がとても強く、扱いやすいコードである。ブレスレットに編み込んで普段から持ち歩いている人もいる。アウトドアでもさまざまな場面で活躍してくれるコードだ。これを使った小物(ガジェット)がとても秀逸なので紹介したい。
 小物といってもシンプルである。60cmほどのパラコードを折り返して、両端を結んだものである。ただの輪なのだがいろいろな使い方があり、普段の生活の中でも活躍してくれるのだ。
 作り方はパラコードを60cmほどに切り取り、末端をライターの火などで炙って固めておく。パラコードはナイロンなどの糸を何本も束ねて、編み込んだチューブの中に収めてある構造なので、切り取ったままでは端からばらけてしまうのだ。ナイロンは熱に弱いため火であぶると溶ける。コードの端が溶けたところで纏めると糸が互いにくっついて末端処理ができる。
 これを二つ折りにして両端を一緒に留め結びにする。一回留め結びをした後、そのエンド部分をもう一度結びの中に通すと少し大きめのコブを作ることができる。
 カラビナ
 本来は登山道具でハーケンにザイルを通すときに使われるものだ。ワンタッチで輪の中に取り込むことができるので、登攀以外でも同じような形状のものが身の回りでたくさん使われている。いくつものカギをまとめておいたり、カバンに付けてアクセサリーを吊るしたり、ベルトに付けて帽子や手袋を使わない時に掛けておいたりする。
 このコード・ガジェットでカラビナができる。コブと反対側の輪になっている部分を折り返し、その時できた2つの輪の中にコブを通すのだ。ひばり結びをコブに掛けるということなのだが、2本コードの輪が出来上がる。結び目を緩めれば輪を解くことができ、ワンタッチとはいかないがカラビナと同様に使える。この結びは横に引っ張る強度に優れているので、結構重いものにも対応できる。結び目は引っ張られるほどに強く締まり、コブは結び目が外れないように機能する。金属ではないので柔らかいというのがメリットになる場合がある。
 ひばり結びは引っ張られている時はしっかり締まっているが、引く力が弱い時には緩んでしまう。容易に外したり閉じたりするには有利なのだが、もう少ししっかりと結びたい場合もある。そのときは巻き結びが有効だ。2つの輪を作りそれをクロスさせてその輪の中にコブを通す。結び目がしっかりとなるので外れにくい。
 逆に外れやすさをあまり重視しないならば、この端を8の字結びで輪を作ることもできる。コブがちょうど通る大きさになるよう折り返しの部分を8の字結びにするのだ。小さな輪の中にコブを押し込んだり抜いたりする感じで使う。
 その他の使い方
 ロープに絡ませてものを吊るすフック、ペットボトルの首に取り付けて持ち手、グロメットやタブのない場合タープの端に取り付けるなど、いろいろな使い方ができる。

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 簡単なものだがアイディア次第で大活躍してくれるガジェットである。