XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

磯遊び

shig552006-05-28

シトシトと降る雨の日曜日であったが、急に海が見たくなり、車を走らせることにした。
こんな天気の日には出かける人は少ないのか、道路はすいていて。2時間あまりで海に着いてしまった。
駐車場はガラガラで、まだ霧雨が降る寒さだったが、海には釣り船がたくさん浮いている。磯に降りていくと大量のフナムシのお出迎え。足下から脇の岩からもぞもぞと逃げていく。オーバーハングになっている岩場では、上からフナムシが降ってくるのではないかと首を縮めながら進んだ。タイトプールを覗いてみた。シッタカやカニ、小さな魚がたくさんいる。巻き貝を捕ろうとすると、すぅーと逃げる。よくよく見てみると、ヤドカリである。巻き貝の半分近くがさわさわと動いている。ヤドカリなのである。イソギンチャクが水の引いた岩で丸く腕を縮めている。
岩場の一部がたくさんの貝殻の破片が打ち寄せられて砂浜のようになっている。貝の形はほとんど無いくらいに粉々になっているが、中にはきれいな色を持った破片もある。アコヤガイやアワビの内側のような真珠層をもった破片である。しばし、その破片を求めて宝探しを楽しんだ。
フジツボの殻もなかなかおもしろい形をしている。中身は流されてしまって殻だけになったものがいくつもその浜に打ち寄せられていた。一つ一つがコップのような形をしているので組み合わせたらおもしろい造形が出来そうである。ミニ植物との組み合わせを試してみるつもりである。
しばし磯遊びに興じていると、雨もやみ、気温が急に上がって蒸し暑くなってきた。それとともに人の姿が増えにぎやかな磯になってしまった。波の音を聞きながらののんびりとした磯遊びも終了。お腹もすいたので、近くの漁港へ行って食事をすることとした。