XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

出会い

コナカイガラムシ と コシアキトンボ

 最近2つの出会いがあった。新しいことに出会えるのはいくつになってもワクワクする。 一つは庭先での出来事である。庭木の枝に綿毛のかたまりのようなものを見つけたのだ。何でこんなところに?、どこからか飛んできたのだろうか?と不審に思って眺めていた。するとそのかたまりがゴソゴソと動いたのだ。フワフワとした外見なのだが、足のようなものも見える。しかし虫と認識するにはかけ離れた形状である。しかし確かに動いたのだ。恐る恐る近くにあった枝の切れ端で突っついてみた。すると思いもよらない早さでピョ~ンと飛び跳ねたのだ。地面の落ちたそのかたまりはじっとしている。枝先ではね飛ばしたのではない。枝の先が触れたとたんにそのかたまりが自分で飛んだのだ。何とも奇妙な生き物である。形状からは綿毛のような植物なのかと思ったのだがこうして動くことから広義の動物であろう。虫の一種と考えるのが妥当である。
 もう一つの出会いは散歩をしていたときのことである。公園の池のところに行ったとき、水面の上を白いものが結構なスピードで飛び回っていた。スイスイとなめらかな移動である。何だろうと目で動きを追っていると、近くを横切っていった。その時見えたのは4枚の羽根と細長い胴体であった。白く見えたのはその胴体の一部で、その他の部分は黒であった。パンダを思わせるような色合いである。形からはトンボのように見えた。結構な速さで水面50cmほどを舐めるように飛んでいる。雲が低く立ちこめた午後の時間帯で、薄暗さを感じる頃だったのでその白さだけが目立って、近くに来なければ全体を認識できず白いものが飛び回っているとしか見えない状況だった。

 未知なるものに出会うとその正体が知りたくなる。AIに尋ねてみた。さすがにさまざまな知識を学習しているAIである。何回かやりとりをする中で情報が得られその正体が明らかになってきた。
 綿毛のような生き物は「コナカイガラムシ」という虫のようだ。さまざまな形態を見せるようで小判型の具足類のようなこともあるし粉状のものを身体にまとわせて綿毛のように見えることもあるという。植物から養分を吸い取ることから害虫とされている。いろいろな駆除方法が紹介されていた。ちょっと意外な展開だが、幸い地面に落ちた個体以外は見かけていない。
 4枚の羽根を持った虫はやはりトンボのようだ。「コシアキトンボ」というらしい。「腰空蜻蛉」というのは身体の色が黒くて腰の部分が白いためその部分が空いているようだとこの命名がされたという。白い部分が目立つので電灯の明かりのように見立てて「電気トンボ」という名もあるようだ。縄張り意識が強いようで池の上を狭い範囲で飛び回っていることが多いという。  

 同じ地球上で、生き物たちはそれぞれの生き方をしていて、人間がそれを知らないことが多いだけなのだ。その関わりという視点から害虫と見たり鑑賞対象と見たりしてしまう。ともあれ、身近なところに居る生き物と出会えたという幸運に感謝である。