XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

メジロの群れ

庭先のメジロ

 このところ庭先にメジロの群れがよく来ている。どうも朝方と夕方が多いようである。十数羽がかわいい鳴き声を立てながら飛び回っている。動きがとても速くて、こちらの藪から向こうの木の枝に、そしてまた屋根の上にと忙しい。近くに柿の木があり十分に熟れた実が残っているのだが、ときどき突っつきに行くくらいで、それだけが目当てではないようだ。紫陽花の株の中に入って、出始めた芽を啄んだり、カラタチの花を啄んだり、いろいろな餌を取っているようだ。ムクドリヒヨドリに威嚇されながらも、意に介さないように群れになって戯れている。
 枝に留まって休んでいる時、ふとこちらの気配を感じたのか白く彩られたまん丸の目で見返す姿が愛おしくなるほど可愛らしい。
 そんな小鳥たちの声を聞きながら、半日をデバッグに費やしてしまった。以前製作した機器なのだが、多少動作を変更して製作しなければならなくなった。プログラムソースを探したのだが行方不明。仕方なく記憶をたよりにプログラムを書いた。しかし、本体部分の動作は思い通りにいったのだが、割り込みを入れて動作を変更する部分がうまくいかない。
 この部分はPICの割り込み機能を使っている。割り込みをすると動作が止まってしまうのだ。コンパイルは正常にできているので、文法に誤りはなさそうだ。レジスターの設定がいけないのかといろいろ変えてみるが直らない。あれやこれやと半日が経ったころ、変数の定義に気がついた。プログラムの始めに変数の定義を入れてあるのだが、割り込みを記述する行の中にも変数定義が入っていた。割り込みのサンプル記述に倣って書いていたのだが、同じ変数について重ねて定義を書いてしまっていたのだ。
 わかってみれば単純なミスだが、見つけ出すまで半日掛かってしまった。この部分を修正するために、プログラムの中に参照を意味する「’」ダッシュを一つ入れて変数定義をプログラムから切り離すだけで解決である。
 せわしなく飛び回るメジロの群れはもう姿を消していた。またどこかの餌場に行っているのだろうか。ねぐらに戻ったのだろうか。私が小さなチップの論理に翻弄されているうちに、小鳥たちは大きな鳥たちの目をくぐり抜けながらも、のびのびと過ごしていたようである。