XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

100均 マグネットセンサーライト

とりあえずの停電対策

 以前の体育の日は10月10日で東京オリンピックの開催された日であり、天気の特異日であった。ハッピーマンデー政策により体育の日が10月の第二月曜日になったのだが、今日は朝から爽やかな青空で昼から雲が出てきたものの気持ちのよい一日であった。
 ジョギングをする人が増えたようで、街を散歩していても公園に行っても、素敵なウェアーを装った人々によく出会う。昔のようなジャージーを着て走っている人は見かけない。何事も形から入るのだろうか。走ることがファッションになっているようである。それでも健康を意識して運動に取り組むことは財政の逼迫した今日、たいへんに好ましいことである。そして、何よりも運動することはすがすがしいのだと思う。

 久しぶりの100均シリーズである。「扉を開けたら光るセンサーライト」という商品を見つけた。ボタン電池3個でLEDを光らせ、ケースの内側を反射させて広い範囲に光が拡散するライトである。スイッチに工夫がありマグネットスイッチが組み込まれている。近くに磁石がある時にはOFFの状態であり、磁石が離れるとONになる。磁石を扉などに付けておき、本体をクローゼットの中などに設置しておくと扉を開けると点灯する仕組みである。
 自動で点灯するものなので、いちいちスイッチを探さなくても明かりがつき便利である。LED1個の光量なのでぼんやりと明るい程度だが、ものの存在を確認するぐらいのことはできる明るさである。
 この使用想定とは異なる使い方を考えた。大きな地震の時には停電が発生する可能性がある。普段はなにかの光があるので停電の暗さを想定することは難しいが、街全体が停電した場合には暗闇が襲ってくる。周りのものが全く見えない恐ろしさである。懐中電灯やロウソクを探そうにも、手探りで動くこと自体が危険である。そのような時、少しでも明かりがあればパニックにならずに済むだろう。
 このセンサーライトはマグネットが本体から離れれば点灯するので、本体を横向きに壁などに設置しておき、マグネットをその上に置いておく。マグネットには地震の揺れで動きやすいように重心が高くなるよう人形などを貼り付けておくとよいだろう。震度いくつで動作するというようなしっかりとした機能ではないが、停電が起きるほどの揺れならば高い確率で点灯すると考えられる。100均で入手できる安価なものなので家の中の明かりがほしいところにいくつも設置することができる。
 私はストラップになった人形を強力両面テープで貼り付け、ひもを本体に穴を開けて嵌め込んでいる。こうすればマグネットが本体の上から落ちてしまっても行方不明にならずに済む。
 必ず来るという大きな地震。身近なものを工夫して少しでも被害を少なくするよう心がけたいものである。