XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

LEDの色

電球色のLEDランプ

 台風4号が日本海を東北地方や北海道地方の方向に進んでいるという。関東でも朝のうちは青空が見えたが、昼には速い雲の流れで、時々雨が降り風も強くなってきた。東北地方では、リンゴなどの果実の収穫を控えた時期であり、風の影響が心配される。大きな被害のでないことを祈りたい。
 そして25年前の今日、御巣鷹の尾根で多くの命が失われた。事故・災害の起きないよう努めていきたい。合掌。

 LEDは青色発光のものが作れるようになり、その光を利用して蛍光発光させることで白色のLEDが登場した。最近では赤・青・緑のそれぞれの発光を混合することで白色を出すものも出てきている。
 蛍光発光の場合、その調合により白色といっても様々な色になるようである。暖かみのある白から、青みがかった鋭い感じの白まで、色味を吟味しながら使われている。同じ型番であってもロットにより異なることもあり、色調整は微妙である。
 先日、高出力LEDを使ってランプを作ったが、同じ形状のもので「電球色」というものが市販されていることを知り、早速、この素子を使ったランプを作ってみた。
 ケルビン温度が3000kということで、前回使ったピュアホワイトのもの(6500k)とはだいぶ異なる色味である。感覚的には電球色と銘打っているように暖かみがあり、夜間の生活で点灯するには落ち着きを感じる色だ。
 データシートで見ると明るさはピュアホワイトと比べると少し落ちるようだが、細かな作業をするのでなければ十分な明るさがある。
 私はこのランプをアウトドアで使用することを考えている。車のなかやテントの中で、こんな明かりがあるとホッとする。以前は豆電球の明かりが主流であったが、このランプなら代替ができる。消費電流も少なくなるので長時間の使用ができ、また小さな電池でよいのでランプ自体が小型になり、メリットが多い。
 最近は電池の性能が向上してきたので、いろいろな器具で単1電池ではなく単3や単4電池が使われるようになってきた。技術の進歩の恩恵をアウトドアの生活でも享受させてもらえるのはありがたいことである。