XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

100円グッズでLEDライト

shig552010-02-11

寒暖の差が激しいこの頃である。先日は20℃を超える暖かさになり、日中は上着を脱いで過ごした。南の風が爽やかで、春の気分を味わったのだが、まだまだ冬である。雪の上を渡ってきた寒風が肌を刺す。日本海側では大雪を降らせているのだから、この寒さも当然なのだが、暖かな春が待ち遠しい。
今週末にはバンクーバー冬季オリンピックが開幕する。カナダでも雪不足で競技場に大量の雪を運び込み整備をしているという。気候や天候は人間の思い通りにはなってくれないのだ。

以前にも100円ショップの品を活用して工作をしたことがあったが、今回も実用になりそうなものができた。LEDライトであるが、コンパクトながら十分な光量があり、車の中や非常時など役だってくれそうである。
もともと、この品は2個のLEDが点灯するものであった。そのままでもそこそこに明るいので便利だと思ったが、光量がより大きいものにしようと考えた。LEDをさらに10個増やし、12灯のランプに改造したのだ。
この元になったのは100円の商品ではあるが、電池ケースやスイッチ、LEDを保持する部分、また全体のケースなどとてもしっかりした作りである。自作工作をするとき一番苦労するのがケースの加工であり、思い通りのケースを探すのが大変である。LEDランプという用途を考えると、この品はよく考えられていて、吊すためのフックや車体などに固定するためのマグネットも付けられている。これを利用しない手はないと考えた。

もともとの回路を見ると単四電池の3本直列で、スイッチを介して10Ωの電流制限抵抗から、2本のLEDがパラレルに繋がれている。できるだけ明るくしようと最低限の抵抗値にしているようである。そこで、今回の改造でも2本ずつのLEDを並列に接続し、10Ωの抵抗を介して電池の4.5Vに接続することにする。
反射板に直接LEDを差し込んで固定することとし、5mmφの穴を開けて、LEDを配置する。すでに開いている2個の穴とバランスをとるように穴を開けた。最初、反射板全体に穴を配置したのだが、スイッチがある部分にLEDを配置すると、蓋を閉めたときスイッチとぶつかってしまい、蓋がきちんと閉まらなくなってしまった。そのため、スイッチの部分にはLEDを配置しないレイアウトにした。(反射板の中央にも配置しているので全体を均等にレイアウトすれば13灯になるのだが、スイッチ部分には取り付けないので、12灯になっている)

LEDの消費電力は大変に小さいので、結構な時間、明るさを保っているが、この品のオリジナルな状態の6倍のLEDを点けているのだから、点灯時間が短くなるのは否めない。オリジナル2灯で12時間と表示されていたので、この改造では点灯時間は2時間くらいになるのではないかと思われる。この程度点灯してくれれば十分実用になる。

今回も100円グッズのケースなどを活用しておもしろいものができたと一人悦に入っている次第である。