XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

ニューイヤーパーティー

shig552009-01-03

 アマチュア無線の新年恒例のNew Year Partyが行われている。2日から3日にかけて、のんびりとお空で新年の挨拶を交わすイベントである。最近、あまりお空に出ていないので久しぶりに覗いてみた。以前と比べて参加している局数は減っているようで、わりあい静かである。

 さて、皆さんにお声がけしようかとダイヤルを回すと、何かおかしい。周波数がスムーズに動いてくれない。このリグは以前にも同じようなことがあり、PICを交換したことがある。マイクロコントローラーのプログラムが壊れてしまったと考えたのだ。アメリカのメーカーにメールで事情を説明し、交換のPICを送ってもらった。届いた部品に取り替えたときには、正常に動くようになった、と思った。しかし、また同じような現象が起きている。マイコンが原因と言うよりも他の原因を探ることが必要なようだ。
 このリグはDDSという仕組みでエンコーダーを使ってパルスを発生させ、それによって周波数を制御している。考えられるのはこのエンコーダーの異常である。オシロスコープでパルスの状況を確認すればよいのだが、最近の朦朧とした頭脳状況では気力が涌かない。手っ取り早く交換することにする。ケースを開け、エンコーダーを取り出せるようにする。型番を確認し手持ちの部品を探すがみつからない。ネットで検索するが見つからない。最後の手段はこのキットのメーカーへの依頼である。こちらは夜中に近い時間だが、あちらではまだ金曜日の午後のはずである。メールで交換用のエンコーダーを譲って欲しい旨、お願いする。メールを送って寝てしまったのだが、朝起きると返事が来ていた。「住所を知らせれば、部品を送る」とのこと。Paypalで代金を送るつもりだったので住所などは知らせてなかったのだが、NoChargeで対応してくれるとのこと。ありがたい。届くまでしばらく時間はかかると思うが、修理の目処が付いた。

 そのようなことで、今年のNYPは1局とも交信せず終わってしまいそうである。日頃、運用をしていないことでこのような醜態になってしまった。作ることはおもしろいが、作ったものをもっと活用しなければいけないという教訓かも知れない。