XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

秩父宝登山のロウバイ

shig552007-02-12

東京地方における遅い初雪の記録が更新されたそうだ。1月下旬に風花が舞ったこともあったが気象庁での初雪とは認定されなかったようで、未だに雪が降っていない。毎日毎日が記録の更新となっている。

暖かい陽射しに誘われて、秩父ロウバイを見に行ってきた。高速道路は練馬ICから花園ICまでほぼ渋滞との情報で一般道を行くことにする。一般道と言っても関越道とほぼ並行している路線である。こちらの混雑ぶりもふだんの休日とは異なり激しくなっている。やはり誰も考えることは同じなのだ。スキーやボードを載せ、雪遊びの服を着た人や車が多い。渋滞を避けるにはよほど大回りをしたルートを選ぶしかないようだ。
長瀞駅から10分ほどのところにある宝登山の西斜面にロウバイ園がある。そこを目指すのだが11時を過ぎての到着では遅すぎたようだ。すでに駐車場は満杯。行列をつくって待たなければならない。駅からも神社に向かう人の列が続いている。ロープウェイは1時間半待ちとのこと。大変な人出である。雪と遊ぼうという人ばかりではなく春を待ちこがれる人も多いようだ。
やっと駐車場に入り宝登山に向かう。身支度を調え、トイレを済ませてからと思ったがトイレは長蛇の列。このような大勢の人が来る体勢にはなっていない。普段なら何でもないことが人がたくさん集まると大混乱になる。男性の方はそれほど混んでいなくても女性の方は大変である。災害時の対応も同じではないかと考えてしまう。大勢の人が集まるときにはこのような設備への対応が是非必要である。
ロープウェイの行列を避けて登山道を登る。物資を搬入するために整備された道のようで道幅もあり砂利が敷かれ、傾斜もほどほどである。木々に囲まれているので風を受けることも少ない。30分ほども歩くと汗ばんでくる。息を切らせることもなくのんびり歩いて奥の院に到着。
ロウバイ園は一面に黄色いカスミのような花々からの芳醇な香りで覆われている。ロウバイは低木であるので手に取りように可憐な花を見ることができる。蝋細工のような質感の花ということから名付けられたというが梅とは別の種類でロウバイ科として独立している。梅より早く開花し朧月(陰暦の12月)に咲くことからロウバイと名付けられたとする説もあるそうだ。
ロウバイの木々の間を散策し、梅百花園に出て一休みする。辺りを見回すと7:3くらいの割合で女性が多い。年齢も高い。女性同士のグループ出来ている人が多く。男性はご夫婦で来ている人がほとんどである。日本の元気はこのような女性のパワーに支えられているのだろうか。
男の元気はどこに行ってしまったのだ。