XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

LEDライト

shig552006-06-12

早朝、九州で震度5弱の地震があり、そのニュースで目が覚めた。幸い被害は少なかったようだ。曇り空、ときどき薄日が差す天気。ほどよい気温の一日だった。

100円ショップでLEDを使った「安全ライト」というものを見つけた。LEDが5本、単4電池2本で駆動する。マイコンが組み込まれていて7パターンの点滅をする。電源が3Vと言うこともあり、LEDは赤色である。
自転車の尾灯としての役割を考えての製品だと思われ、値段からもよくできた製品である。何しろ100円の製品でありながら、点滅パターンがプログラムされたワンチップコントローラが組み込まれ、LEDが5本、筐体まで付いている。部品として購入したらまず買えない金額である。
LEDのVfは赤色や黄色が1.8〜2.5Vである。そのため3V駆動では赤色や黄色であるのは致し方ないところである。Vfが3.8〜4.2の青色や白色が使いたいが、点灯するのが難しいだろうと考え、電圧を上げる方法をいろいろ考えていた。単4電池をやめ、代わりにボタン電池を使うのが手っ取り早い方法である。LR44を3個直列で使えば課題はクリアできそうである。電池ボックスを改造し、ボタン電池を収納できるようにすればいい。
そのようなつもりで、改造を始めた。元々付いていた赤色LEDを取り外し、白色LEDを取り付ける。はんだごての工作だけなのですぐ終わった。電池ボックスの改造にはいるところだが、ものは試しと、改造前の状態で単4乾電池を2本入れてみた。すると、点灯してしまったのである。7つのパターンも駆動する。多少明るさが足りないようだが、実用になる範囲である。LEDのデーターからは駆動しないはずの電圧であるが、しっかり駆動している。電圧を測ってみた。3.13V、正常である。
結局予定を変更し、電池部分の改造は行わないこととする。元の回路のままで、黄色、緑色、青色、白色のLEDが点灯している。
それぞれの色の安全ライトが点滅しているのはなかなかきれいである。白色や黄色、青色は自転車の前照灯代わりになりそうである。よく白色LEDのライトをつけた自転車を見かけるが、こんなに安価に同様のものが作れるのは、得した気分である。