XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

 周期彗星

shig552006-05-03

昨日の荒れた天気が嘘のような、快晴。気温も上がり半袖で過ごした。連休後半に入り高速道などは大変な渋滞のようだ。飛行機の事故も続いたようだ。国内ではモーターグライダーが離陸後、墜落、二人の方が亡くなった。海外では旅客機が黒海に墜落、全員絶望とのこと。不思議に大きな事故は続いて起こるので困ったことだ。

シュワスマン・ワハマン第3周期彗星が5回目の出現をしたそうだ。C核が肉眼で見られる2等級まで明るくなると言うので期待しているが、自分ではまだ確認できていない。天文台の望遠鏡ではきれいな写真が撮られているし、スバル望遠鏡では分裂した核の様子も確認されている。彗星内部の物質が外に出ているので今回の接近で新たな発見がなされるのではないかと期待される。
この彗星はいろいろ謎が多いようで、一時は行方不明になったり、核の分裂で明るさが急に増したり、興味が尽きない。

今日も夜空を眺めてみたが、街明かりに邪魔されて星の光がかすかにしか見ることが出来なかった。やはり郊外に出かけなければだめなようである。

子どもの頃、凸レンズを2枚組み合わせて望遠鏡を作り、屋根に登って木星の衛星を見た感激を思い出す。木星の月のうち2つほどしか見えなかったが、天文書に書かれている月の予想位置と自分の目で見ていることが一致し、木星の脇にある小さな光が月であることを確認できたとき、地球の外の世界を見たというゾクゾクするものを感じたものである。

この連休中に星が見えるところに行くことが出来ればと考えているが、実現の可能性は低そうだ。せめて、観測データを見ながら、頭の中でこの彗星の軌道を追いかけてみようと思う。