XRQ技研業務日誌

ものづくりを楽しんでいます。日々の暮らしの中に面白そうなものを探しながら

胡蝶蘭が咲き出しました。

shig552006-04-10

3年ほど前、お祝いにいただいた胡蝶蘭が今年も咲き出した。
いただいたときはきちんと整形され、何本もの花の茎がきれいに並んでいた。ちょうど折り返したように逆J型の支柱に誘導され大変に見栄えよくなっていた。
花が咲いた後は、茎を切ってしまうとその支柱が邪魔になり、捨ててしまった。今年も花の茎が伸びてきたとき誘導しなければと思ったが、適当な支柱がない。そこで、まっすぐな棒を立て、それに沿って花茎をのばしておいた。
逆J型の支柱で誘導された花茎は根元が上で、茎の先の方が下になる。花の付き方は下に大きな花弁がきてハートを逆さにしたような形になる。いつも見る花の形である。
まっすぐな支柱に沿わせた花茎は当然、根元が下で花茎の先が上になる。どのように花が付くか楽しみにしていた。茎から見て、花の付く状況が上下逆になるからである。
結果は両方とも同じ向きに花が咲いていた。花自身が重力を関知しているのだろうか、ハート形を逆さにしたような花なのである。茎から出てくる方向が定まっているのではなく、つぼみが出てから上下を定めて開花するのである。
何気なく楽しんでいる花であるが、しっかりとその形がきれいに見える体勢をとっている。自然の巧みさである。